2020-01-01から1年間の記事一覧

うっぷんも中ぐらいなり夏の海 (一部訂正あり)

猛暑続きの日々が一段落し、夜風が少しひんやりする中で、うっぷん花火が昨夜(8月31日夜)、華々しく打ち上げられました。 個人的には会場が江ノ島と逗子(訂正、逗子ではなく葉山でした)だったのが少し残念。由比ガ浜の海岸に近い某集合住宅3階屋上で、待…

『ツインパンデミック時代のキーワード』 TOP HAT News144号

2020年世界エイズデー(12月1日)を中心にした国内啓発キャンペーンのテーマは『知ってる!? HIVとエイズの違い』です。何をいまさら・・・と思われる方もいるかもしれません。 ただし、じゃあ、知ってる?と尋ねると、え~と、何だったかな?と答えにつまっ…

『HIV対策からの教訓 -人権尊重の姿勢を失ったCOVID-19対策の危うさをUNAIDSが警告』 エイズと社会ウェブ版504

国連合同エイズ計画(UNAIDS)は8月27日、報告書『パンデミック期の人権 - 初期COVID-19対策におけるロックダウンと人権、およびHIVからの教訓』を発表しました。また、公式サイトには同日付で報告書PDF版とあわせ、『HIV対策からの教訓 -人権尊重の姿勢を…

見かけの減少は増加のサイン? 東京都エイズ通信第156号

メルマガ東京都エイズ通信第156号が8月28日、発行されました。 ************************************ 令和2年1月1日から令和2年8月23日までの感染者報告数(東京都) ※( )は昨年同時期の報告数 HIV感染者 184件 …

開始なきフィナーレということで

うっぷん花火の公式サイトで、ライブ配信の日時が発表されました。 8月31日18:50配信開始 shonan-hanabi2020.sos.gr.jp ぎりぎりまで引っ張りましたね。 例年なら海水浴場は8月31日17:00で閉鎖になります。今年は最初から開設されなかったのですが、それでも…

リスクコミュニケーションはこうありたい(追加情報あり) エイズと社会ウェブ版503

大阪のコミュニティセンターdistaについては一昨日(8月20日)、COVID-19の感染リスクは「レベル2」と紹介しました。そのdistaの公式サイトに本日(8月22日)付けで新しいお知らせが掲載されました。 利用者から昨日(8月21日)、新型コロナウイルスに感染し…

すれ違う 自粛の渚 人の距離

天気予報では、関東地方の猛暑も今日までということでしたね。それなら・・・というわけでもないのでしょうが、8月22日(土)の鎌倉は海も砂浜も大変な人人人でした。 由比ガ浜の海岸です。もうそろそろ夕方の5時ですが、人が引く気配はありません。ま、この…

コミュニティセンターdista レベル2 エイズと社会ウェブ版502

大阪で新型コロナウイルス感染症COVID-19の感染者報告が増える中で、コミュニティセンターdista(大阪市北区堂山町)が8月18日、『コミュニティの皆様へ』というお知らせを公式サイトに掲載しました。 www.dista.osaka 『来場者の方への感染リスクを避けるた…

『虹の橋、赤い橋』 エイズと社会ウェブ版501

レインボーブリッジが赤くライトアップされたのは6月2日の夜でした。9日後にはレインボーに戻りましたが、ずいぶん前の話のように感じられます。 以来、橋が真っ赤になることはなかったし、そもそも「東京アラート」自体がなくなってしまいました。じゃあ、C…

聴こえるか、うっぷん花火の その音が

ずっと昔、『秘密の花園』という小説がありましたね。今年の夏は、花園ではなく『シークレット花火』です。『来夏へむけて!湘南エリアでシークレット花火打ち上げ!』というプレスリリースを昨日、送っていただきました。 新型コロナ対策専門家分科会・・・…

いまだからこそ、ピオット本、立ち読みのススメ エイズと社会ウェブ版500

慶應義塾大学出版会の公式サイトに『立ち読みのススメ』というページがあります。建学の精神にのっとってといいますか・・・福沢諭吉先生もいまだったら、大いに立ち読みを勧めるのではないでしょうか。 ピーター・ピオット著『ノー・タイム・トゥ・ルーズ――…

ぼんぼりに揺らぐ心の夕涼み

暑い暑いと一人で文句を言いながら横浜から戻ってきたら、今日は立秋でしたね。そうか・・・ということで、鶴岡八幡宮へ。 やってました。ぼんぼり祭。今年は鎌倉でも、お祭りというお祭りが中止になり、海水浴場も開設されず、恐るべき人ごみの形成という事…

第27回AIDS文化フォーラムin横浜開幕

今年は梅雨が長引いたので、どうかなと思っていましたが、期待通りというか、残念ながらといいますか、第27回AIDS文化フォーラムin横浜は8月7日(金)、例年通り恐るべき暑さの中で開幕しました。 abf-yokohama.org ただし、例年通りではなかったのは、オン…

『COVID-19対策へのリーダーシップを米国に要請』UNAIDSがプレス声明 エイズと社会ウェブ版499

国連合同エイズ計画(UNAIDS)が米国に世界のCOVID-19対策への指導力を発揮するよう求めるプレス声明を発表しました。パンデミックはCOVID-19だけでなく、HIVや結核、マラリアにも目配りしつつ対策を進めていく必要があるということで、現状を『パンデミック…

『この機会をつかむ』 TOP HAT News 143号

ロンドン大学衛生熱帯医学大学院のピーター・ピオット学長は、エボラウイルス発見者の一人であり、国連合同エイズ計画(UNAIDS)の初代事務局長として最も繰しい時期に世界のエイズ対策を牽引してきました。ウイルス感染症対策の分野では世界有数の権威の一人…

IASのオズボーン事務局長が辞任を発表 エイズと社会ウェブ版498

国際エイズ学会(IAS)のケビン・オズボーン事務局長が7月29日、公式サイトのブログで自らの辞任を明らかにしました。ギリシャに住むパートナーと一緒に暮らすため、必然的にIASの仕事には終止符を打つということのようです。 www.iasociety.org これを受け…

HIV感染報告の減少傾向続く 東京都エイズ通信155号

メルマガ東京都エイズ通信の第155号(2020年7月29日)が配信されました。今年1月1日から7月26日までの東京の新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。 ************************************* ● 令和2年1月1…

【安心して感染したい】に共感広がる

テレビや新聞でも取り上げられているようなので、ご存じの方も多いと思いますが、新潟県見附市の公式Face Bookに7月15日付けで【安心して感染したい】という5コマ漫画の投稿があり、シェアやいいね!が相次いでいます。かく言う私も、いいねと思い、早速シェ…

『パンデミックパラドックス』 エイズと社会ウェブ版497

米国の国際戦略問題研究所(CSIS)はワシントンDCに本部がある民間シンクタンクです。国家安全保障分野の有力シンクタンクとして、日本の研究機関や政治家との交流も少なくありません。 保健分野が国家安全保障の重要課題であることは、いわば国際社会の常識…

新型コロナ対策としての臨時ベーシックインカム UNDP報告

国連開発計画(UNDP)から『UNDP報告:臨時ベーシックインカムの導入 で世界の最貧層を保護すれば、コロナ感染者の急増を抑えられる可能性』というプレスリリースを送っていただきました。UNDP駐日代表事務所の公式サイトにも日本語訳が掲載されています。 ww…

『知ってる!? HIVとエイズの違い』 エイズと社会ウェブ版 496  

蒸し暑くなってきました。梅雨明け間近か。まさかこういうかたちで、東京五輪開幕の日を迎えようとは・・・。ま、ここはひとまず落ち着こう。 厚生労働省と公益財団法人エイズ予防財団が主唱する2020年世界エイズデー国内啓発キャンペーンのテーマが7月22日…

AAAが7月20日で活動終了 エイズと社会ウェブ版495

音楽業界を中心にエイズ啓発活動に取り組んでこられたAAA(Act Against AIDS/アクト・アゲインスト・エイズ)が7月20日、27年にわたる活動に幕を下ろしました。公式サイトに『Act Against AIDS活動終了につきまして』というAAAの事務局と 松﨑澄夫代表によるお…

コミュニティセンターakta新体制に(追加あり) エイズと社会ウェブ版494

東京・新宿二丁目のコミュニティセンターaktaが7月19日(日)午後、活動報告会を開催しました。とはいえ、新型コロナウイルス感染症COVID-19の感染防止を考慮して、akta YOU TUBE チャンネルによるオンライン報告会です。ライブ配信はもう終わっていますが、…

『エイズの経験をどう生かすか』 エイズと社会ウェブ版493

ほとんど無職の一歩手前でとはいえ、フリーランスの物書きとしてささやかな看板を心の中に掲げて以来、原稿の依頼を受けたら締め切りの何日か前に余裕をもって出稿することを肝に銘じています。 つまり、これは、その~、昔は守らなかったということであり、…

aktaセンター長が交代 

新宿二丁目のコミュニティセンターaktaの新しいセンター長に7月1日、木南拓也さんが就任しました。前センター長の荒木順/ジャンジさんは引き続き、スタッフとしてとどまるということです。 aktaの公式サイトには、センター長交代のお知らせと二人の挨拶が掲…

『2020年ターゲットは成果の不平等により達成困難』 UNAIDS エイズと社会ウェブ版492

国連合同エイズ計画(UNAIDS)が年次報告書GLOBAL AIDS UPDATE 2020を発表しました。タイトルは『Seizing the moment(この機会をつかむ)』です。 7月6日は新型コロナウイルス感染症COVID-19の流行により、バーチャル会議となった第23回国際エイズ会議(AID…

とりあえず『利用者に合わせた分化型のサービス提供』にしておこうか エイズと社会ウェブ版491

国際エイズ学会(IAS)の公式サイトにCOVID-19時代のdifferentiated service deliveryについて特集したページが開設されています。 www.differentiatedservicedelivery.org 以前は differentiated care などとも呼ばれていました。新型コロナウイルス感染症C…

雲流れ梅雨明け間近花の寺

首都圏では再び、新型コロナウイルスの感染報告が増えてきました。西日本は豪雨に見舞われ、大きな被害が伝えられています。7月の滑り出しも心落ち着かない日々が続きます。鎌倉もどうも雲行きが怪しい。激しい風雨に見舞われる前に買い物をすませ、帰りに駅…

東京で再び、COVID-19の新規報告が100人を超えた日 エイズと社会ウェッブ版490

小池さんの政治手法には、個人的にあまり賛成できないことも多いのですが、東京で新型コロナウイルス感染症COVID-19の1日当たり新規感染者報告数が100人を超えたことを伝える7月2日の記者会見は専門家の現状認識を踏まえて行われたものであり、妥当な見解を…

『低・中所得国のHIV治療に使われるジェネリック抗レトロウイルス薬の供給と価格に対し、COVID-19対策がもたらす影響』 エイズと社会ウェブ版489

新型コロナウイルス感染症COVID-19の流行が社会に及ぼす影響は大きく分けて二つあります。一つは病気そのものによる直接の影響。そして、もう一つがその拡大を抑えるための対策がもたらす影響です。 ちょっと前までならともかく、いまはもう、説明するまでも…