2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

G7伊勢志摩首脳宣言 保健部分5 薬剤耐性(AMR)

薬剤耐性(AMR) WHOの薬剤耐性に関するグローバル・アクション・プラン並びにFAO及びOIEの関連決議の採択を含め,AMR との闘いにおいて適切な進展が見られるが,より多くのことが行われる必要がある。G7によるこれまでのコミットメントを基礎として,我々は…

G7伊勢志摩首脳宣言 保健部分4  強固な保健システム及び危機へのより良い備えを有するUHCの達成

強固な保健システム及び危機へのより良い備えを有するUHCの達成 我々は,誰一人取り残さないとの原則に基づき,UHCの達成を加速化することの重要性を認識し,特に途上国において,保健システムを強化し,より強じん,包摂的,費用負担可能,持続可能,かつ,…

G7伊勢志摩首脳宣言 保健部分3 公衆衛生上の緊急事態への対応強化のための国際保健の枠組みの強化

公衆衛生上の緊急事態への対応強化のためのグローバル・ヘルス・アーキテクチャー(国際保健の枠組み)の強化 エボラ出血熱の流行が大規模流行となった原因の一部として,関係するステークホルダー間の迅速かつ協調した行動の欠如があったことを認識し,我々…

G7伊勢志摩首脳宣言 保健部分2

続いて宣言本体部分の「保健」に関する総説です。この後でテーマ別の「公衆衛生上の緊急事態への対応強化のためのグローバル・ヘルス・アーキテクチャー(国際保健の枠組み)の強化」「強固な保健システム及び危機へのより良い備えを有するUHCの達成」「薬剤…

G7伊勢志摩首脳宣言 保健部分1

G7伊勢志摩サミットが終わりました。サミットの公式サイトには成果文書がPDF版で掲載されています。 www.g7ise-shimasummit.go.jp 首脳宣言から保健分野に言及している部分を紹介しておきましょう。本文は英文なんでしょうね。日本語の骨子と仮訳もあるので…

減少傾向は本物か 2015年新規HIV感染者・エイズ患者報告確定値 エイズと社会ウェブ版228

国内のエイズ患者・HIV感染者報告数について、厚生労働省のエイズ動向委員会が昨年(2015年)の年間確定値を発表しました。 新規HIV感染者報告 1006件 過去8位 新規エイズ患者報告数 428件 過去8位 合計 1434件 過去9位 厚労省で昨日(5月25日)、エイズ動向…

山アジサイが見ごろです 鎌倉超近場散策・長谷穴場編

夏の日射しですね。それでもまだ、海から吹く風が涼しいので救われます。本日の鎌倉超近場散策は長谷方面。知名度が高いところは人も多いだろうということで、あえて避け・・・。 裏道を歩いていると「一般公開中」の看板。しかも「無料」だから・・・という…

「当面」がちょっと引っかかるけれど・・・。グローバルファンドに8億ドルの拠出

世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)の第5次増資(2017~19年)に対する日本の拠出額は8億ドルとなります。ドルベースで見ると、第4次増資(2014~16年)と同額ですが、円ベースでは46%の増額ということです。3年前はそれだけ円高が激…

読みながらにしと笑う  『窓の向こうのガーシュイン』

早産だったから小さい体のまま生まれた。体重は出生児の標準の三分の一だった。それでも両親は保育器に入れることを拒んだ。 呼吸はお線香から上る煙のように頼りなく・・・。 赤ちゃんはそのように描写されている。お線香だなんて、まるで死を予言している…

「エイズ終結に関する国連総会ハイレベル会合」(2016.6.8~10)の政治宣言ゼロドラフト

ニューヨークの国連本部では6月8日から10日まで3日間にわたって「エイズ終結に関する国連総会ハイレベル会合」が開かれ政治宣言が採択される予定です。その宣言は今後5年、さらには「公衆衛生上の危機としてのエイズ流行の終結」を目指す国連が、その目標年…

『正義の日々』(詩編・エイズの時代を生きる から) 

少々、季節外れではあるけれど、この詩も紹介しておこうかな。つまるところ私は自分のことにしか関心が向かず、自分勝手でせこくて小さくて、しかも都知事にはなれない人間であるという苦い現実を認めているだけのことなんだけど。 2002年の日本エイズ学会を…

【主張】サミットと保健 日本の強み生かすときだ

世の中を憂しとやさしと思えども・・・憂しの方が多いかな、やっぱり、ということで世界中にも、国内にも、あまりにもどっさりと問題課題があふれる中で、保健分野は忘れられがちです。ましてやエイズ対策などは話題になることも少ない。 でも、忘れていれば…

 うわぁ、サンウルブズ 17 - 17 ストーマーズ

早く終われ、速く時間が過ぎろと思って見ていましたが、スーパーラグビーの2勝目は最後の最後にするっと逃げていきました。上位チームは厳しいですね。 サンウルブズは14日夜、シンガポールで南アフリカのストーマーズと対戦しました。スーパーラグビーの南…

グローバルファンド第5次増資会合は9月16日、カナダ・モントリオールで開催 エイズと社会ウェブ版227

2017年から3年間の世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)に対する各国の資金拠出額を決める第5次増資会合が今年9月16日、カナダのモントリオールで開催されることになりました。カナダのトルドー首相が9日、若者向けの公開フォーラムで…

エイズはまだ終わっていない エイズと社会ウェブ版226続き

パレードのスタートおよびゴール地点である代々木公園にはLGBT関連の団体やプロジェクト、LGBTフレンドリーな民間企業などのブースがたくさん出ていました。大変なにぎわいです。HIV/エイズ関係では、ぷれいす東京、akta、それに全国のコミュニティセンター…

『AIDS IS NOT OVER』フロート堂々参上 東京レインボープライド2016パレード エイズと社会ウェブ版226

GW最終日の午後、東京レインボープライド2016のパレードが渋谷→原宿で行われました。4月29日(金・祝)から開催されていたレインボーウィークのフィナーレといいますか、最高潮の盛り上がりとなる最終日のイベントです。2年ぶりに『AIDS IS NOT OVER』のフロ…

「2030年のエイズ流行終結には緊急行動が必要」 国連事務総長が新報告書

HATプロジェクトのブログに掲載したUNAIDSプレスリリースの日本語仮訳を再掲します。 (解説) 世界のエイズ対策の進捗状況について、国連では毎年、事務総長が総会に報告書を提出することを義務づけています。2001年のHIV/エイズに関するコミットメント宣言…

東洋一のサナトリウムをしのぶ 茅ヶ崎市「南湖院記念 太陽の郷庭園」訪問記

今年のこどもの日は立夏でもありました。旧暦と新暦とではずれがあるので、立春は寒さの底にふるえ、立秋は熱帯夜で汗だくといった具合に季節と暦はミスマッチの印象が強いのですが、本日はどんぴしゃりといいますか、しっかりと夏が立ち上がる1日でしたねえ…

目を閉じて開く、再び エイズと社会ウェブ版 225

GW直前の4月28日に日本記者クラブで行われた認定特定非営利活動法人グッド・エイジング・エールズ代表、松中権さんの記者会見については、すでに当ブログでも報告しました。ただし、何と申しましょうか、どうもまだ何か書き落としているような違和感が残って…

『性はグラデーション カラダの性、ココロの性、スキになる性』  日本記者クラブ会見から

認定特定非営利活動法人グッド・エイジング・エールズ代表の松中権さんが4月28日、東京・内幸町の日本記者クラブで「LGBTと社会」をテーマに記者会見を行いました。会見の様子はYou tubeの日本記者クラブ専用チャンネルでご覧いただけます。 www.youtube.com…

フォーラム『一緒にテーマを考えよう』 エイズと社会ウェブ版224

ようやく初夏になったかなあというところなのに、もう冬の話を持ち出してすいません。毎年12月1日は「世界エイズデー」です。1988年に世界保健機関(WHO)が制定し、例によってWHOは大した努力もしなかったのですが、全世界のあちらこちらでHIV/エイズの流行…

フロート復活 AIDS IS NOT OVER

TOP-HAT News(トップ・ハット・ニュース)の第92号(2016年4月)をHATプロジェクトのブログに掲載しました。http://asajp.at.webry.info/201605/article_1.htmlTOP-HAT Newsは特定非営利活動法人エイズ&ソサエティ研究会議が東京都の委託を受けて発行するH…