『性感染リスクがなくなる意味』 エイズと社会ウェブ版690

現代性教育研究ジャーナルNo.160(2024年7月15日発行)に掲載されたコラム『多様な性のゆくえ』の第87回です。今回は「U=U」を取り上げました。8ページに載っています。 https://www.jase.faje.or.jp/jigyo/journal/seikyoiku_journal_202407.pdf 『U=U は2…

2024年上半期の新規HIV感染報告は減少へ 東京都エイズ通信

メルマガ東京都エイズ通信の第203号が6月28日、発行されました。今年上半期よりは少し早いのですが、今年に入ってから6月16日までの新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。 *********************************…

『95-95-95 ターゲットとは何か』 エイズと社会ウェブ版689

現代性教育研究ジャーナルの連載コラム多様な性のゆくえ第86回です。90-90-90ターゲットはいつの間にか95-95-95ターゲットに変わっていました。2024年6月号の15ページに掲載されています。 https://www.jase.faje.or.jp/jigyo/kyoiku_journal.html 『分かり…

人権尊重を最重点に 厚労省がエイズ予防指針見直し案のたたき台示す エイズと社会ウェブ版688

エイズ予防指針の改定に取り組む厚生労働省が6月18日午後、厚生科学審議会感染症部会エイズ・性感染症に関する小委員会で、改定案のたたき台を報告しました。 小委員会の委員の他、参考人として招かれたエイズ分野の専門家やNPOの代表らも意見を述べ、約2時…

『小さな行動、大きな未来』 東京都エイズ通信から

メルマガ東京都エイズ通信の第202号が5月30日、発行されました。 ********************************** 令和6年第1~20週(1月1日から5月19日まで)の感染者等報告数(東京都) ※厚生労働省 感染症サーベイランスシステム…

『編集者のアクティビズム』 エイズと社会ウェブ版687

現代性教育研究ジャーナルNo158(2024年5月15日発行)に掲載されたコラム 多様な性のゆくえの第85回です。前号に続き、社会学者、大島岳さんの著書の紹介。 12ページに掲載されています。よかったらご覧ください。 https://www.jase.faje.or.jp/jigyo/journa…

国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日(IDAHOBIT)に向けUNAIDSがプレス声明 エイズと社会ウェブ版686

5月17日はIDAHOBIT(国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日)です。1990年5月17日に世界保健機関(WHO)が同性愛を精神疾患のリストから除き、それをきっかけに制定された記念日です。国連合同エイズ計画(UNAIDS)が2日前の5月15日付で公…

『コミュニティをエンパワー』TOP-HAT News 第188号(2024年4月)

TOP-HAT News(トップ・ハット・ニュース)第188号(2024年4月)です。今回は11月に東京で開かれる第38回日本エイズ学会学術集会・総会の紹介をメインにしました。《テーマは『HIVに関わるすべてのコミュニティをエンパワー、感染症による人々の分断を終結』…

減少傾向に戻ったかどうか、判断が付きません 東京都エイズ通信から

メルマガ東京都エイズ通信の第201号が4月30日、発行されました。4月14日までの東京都内の新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。 ************************************* 令和6年1月1日から4月14日…

パレードは、みんなポジティブ(ちょっとまとめすぎか?) エイズと社会ウェブ版685

東京レインボープライド2024、最終日(21日)午後のパレードのみの参加でしたが、規模が大きくなり、会場でまごまご。なんとか出発直前に#UPDATE HIVのフロート集合場所にたどり着きました。 その途中で、沖縄から参加されたレジェンド、南定四郎さんにもお…

『HIVとともに生きる』 エイズと社会ウェブ版684

現代性教育研究ジャーナル4月号(No.157)の連載コラム『多様な性のゆくえ』第84回。『HIVとともに生きる』は、明治大学専任助教、大島岳さんから送っていただいたご著書のタイトルの一部でもあります。4月号Pdf版はこちら。11ページに掲載されています。 ht…

95-95-95ターゲットとは何か エイズと社会ウェブ版683

国際的なエイズ対策分野では90-90-90ターゲットが2020年までの中間達成目標となっていました。公衆衛生上の脅威としてのエイズ終結を2030年までに実現するには、まず90-90-90でHIVの新規感染やエイズ関連の死亡を減らし。勢いを付けようというのが2020年まで…

反同性愛法無効化認めず ウガンダ憲法裁判所 エイズと社会ウェブ版682

ウガンダの反同性愛法の無効化を求める訴えに対し、ウガンダ憲法裁判所が4月3日、訴えを棄却する決定を行いました。AFPの翌4日付け報道によるとこの法律は2023年5月に成立していますが、国際的に強い批判にさらされ、ウガンダ国内でも撤廃を求める訴えが提出…

報告数をどう判断するか、困った

東京都エイズ通信第200号が3月29日、配信されました。 ***********************************● 令和6年1月1日から3月17日までの感染者等報告数(東京都) ※( )は昨年同時期の報告数 HIV感染者 47件 (49件) …

2023年速報値は960件 新規HIV感染者・エイズ患者報告数 エイズと社会ウェブ版681

第162 回エイズ動向委員会が26日、開催され、昨年(2023年)の年間新規HIV感染者・エイズ患者報告の速報値がまとまりました。 エイズ予防情報ネット(API-Net)の日本の状況:エイズ動向委員会のページで2024年四半期報告をご覧ください。委員長コメントのPD…

『地下鉄の駅で』 エイズと社会ウェブ版680

現代性教育研究ジャーナル3月号(No.156)の連載コラム『多様な性のゆくえ』第83回。大塚隆史さんの著書を紹介した前号の『まさしく目からウロコ』の続編です。9ページに掲載されています。 https://www.jase.faje.or.jp/jigyo/journal/seikyoiku_journal_20…

『人権の観点からエイズ対策に取り組む』 エイズと社会ウェブ版679

TOP-HAT News 第186号(2024年2月)です。巻頭の『人権の観点からエイズ対策に取り組む』は1月18日に亡くなったエイズ&ソサエティ研究会議副代表、樽井正義さんの功績をエイズ研究に焦点を当てて紹介しました。感謝の言葉とともにご冥福をお祈りします。 ◆◇…

新規HIV感染者報告数は増加傾向 東京都エイズ通信第199号

東京都エイズ通信第199号が2月29日、配信されました。************************************* ● 令和6年1月1日から2月18日までの感染者報告数(東京都) ※( )は昨年同時期の報告数 HIV感染者 31件 (22件…

早くも2030年以降見据え、HIV対策長期継続アプローチを発表 エイズと社会ウェブ版678

エイズ終結を2030年までに達成することを国際共通目標として掲げる国連合同エイズ計画(UNAIDS)が1月19日、その目標年である2030年以降を見通して『持続可能なHIV対策入門』という報告書を発表しました。念を押すようですが、今年(2024年)の1月19日です。…

『まさしく目からウロコ』 エイズと社会ウェブ版677

少し報告が遅れましたが、昨年12月1日に発売された大塚隆史さんの『二丁目からウロコ 新宿ゲイ街スクラップブック』の増補改訂版を読みました。連載コラム 多様な性のゆくえ第82回『まさしく目からウロコ』はこの名著を読んだ感想文です。2月15日発行の現代…

「みんなの健康を守るには、みんなの権利を守ろう」2024年差別ゼロデー エイズと社会ウエブ版676

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトに2024年差別ゼロデーのキャンペーン特設ページが公開されました。 テーマは'“To protect everyone’s health, protect everyone’s rights”。日本語だと「みんなの健康を守るには、みんなの権利を守ろう」あたりでし…

HIV関連のスティグマ・差別解消に向けて グローバルパートナーシップ報告書 エイズと社会ウェブ版675

あらゆるかたちのHIV関連スティグマ・差別を解消するためのグローバルパートナーシップ(略称:グローバルパートナーシップ)は2018年の国際人権デー(12月10日)に発足し、活動を続けています。その概要報告が昨年(2023年)、国連合同エイズ計画(UNAIDS)…

米CDCが東京に東アジア・太平洋地域事務所

東京に雪が降り、寒さに震え上がった2月5日、感染症対策分野ではおなじみの米疾病対策センター(CDC)の東アジア・太平洋地域事務所が開設されました。家にこもって、テレビもあまり見なかったので、夜遅くまで気が付きませんでしたが、けっこうニュースでも…

テーマはピープル・ファースト

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ TOP-HAT News(トップ・ハット・ニュース) 第185号(2024年1月) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ TOP-HAT Newsは特定非営利活動法人エイズ&ソサエティ研究会議が東京都の委託を受けて発行するHIV/エイズ啓発マガジンです。企…

前年より微増 昨年のHIV感染者報告速報値(東京都内) 東京都エイズ通信から

メルマガ東京都エイズ通信の第198号が1月26日に発行されました。************************************* ● 令和6年1月1日から1月21日までの感染者報告数(東京都) ※( )は昨年同時期の報告数 HIV感染者 10件…

惜しまれつつ、でも、やり切った イルファー釧路ファイナル エイズと社会ウェブ版674

北海道釧路市で20年にわたってHIV/エイズ分野の啓発活動を続けてきたイルファー釧路が昨年(2023年)12月10日、釧路ろうさい病院の講堂で20回目となる師走講演会を開催し、2004年8月発足以来の活動に終止符を打ちました。 ファイナルと銘打った講演会の様子…

『鍵を握る個別施策層』 エイズと社会ウェブ版673

どういうわけか、今回は具体的な動きがなかなか把握できませんが、厚労省のエイズ予防指針見直し作業がいま、現在進行形で進んでいるようです。もうちょっとオープンいしてもいいように思うけれど・・・。その見直しがどうなるかということも意識しつつ、前…

Nothing About Us Without Us エイズと社会ウェブ版672

現代性教育研究ジャーナルの連載コラム「多様な性のゆくえ」の第80回です。昨年12月15日発行のNo.153に掲載されていますが、年末は珍しく多忙、そして年が明けてからは厳しい状況が続き、紹介が1カ月遅れになってしまいました。https://www.jase.faje.or.jp/…

試練の2023年を振り返る TOP-HAT News 第184号 

《国際的にも国内でも、2023年は厳しい試練に見舞われ続けた1年でした。それでも、というか、だからこそ、希望の光はあることを願いつつ、新しい年を迎えたい。HIV/エイズとその関連分野はどうだったのでしょうか》TOP-HAT News 第184号(2023年12月)です。…

報告の微増傾向続く 東京都エイズ通信から

メルマガ東京都エイズ通信第197号が27日、発行されました。今年1月1日から12月17日までの都内の新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。 ********************************* ● 令和5年1月1日から12月17…