微増とはいえ…報告の拡大傾向続く 東京都エイズ通信から

メルマガ東京都エイズ通信の第194号が9月27日、配信されました。今年に入ってからの最新の感染者報告数は以下の通りです。昨年同時期と比べると、増加傾向が続いています。 *************************************● 令…

まだまだ、お楽しみはこれからだ ラグビーW杯

日本時間早朝のラグビーW杯 日本対イングランドの1戦から2日が過ぎました。週末に帯状疱疹の予防接種を受けたせいか、軽い熱中症にかかってしまったか、その2日前に体温が37度1分まで上がったこともあって、ちょっと寝過ごしてしまったのですが、TVを付ける…

『DELIVERY BOYSのアンテナ機能』 エイズと社会ウェブ版664

現代性教育研究ジャーナルの連載コラム『多様な性のゆくえ』第77回(2023年9月15日)です。タイトルは『DELIVERY BOYSのアンテナ機能』。ウェブマガジンPDF版の6ページに掲載されています。 https://www.jase.faje.or.jp/jigyo/journal/seikyoiku_journal_20…

最適の解を求めて ラグビーW杯 次戦を睨む

ラグビーW杯は第1節の日程が終わり、プールDの日本はチリに42-12で勝利をおさめました。まずは、ほっと一息です。チリは初出場ながら最終的な点差以上に手強いチームだったという印象です。第2戦以降のさらなる健闘を期待したい。 ・・・おっと、余裕を見せ…

田沼報告に注目 日本エイズ学会誌最新号 エイズと社会ウェブ版663

季刊の日本エイズ学会誌Vol.25 No.3(2023年8月発行)が届きました。総説で国立国際医療研究センター エイズ治療研究センターの田沼順子医療情報室長が『エイズ流行終結へ向けた世界戦略―国際的パートナーシップと政策評価』と題した論文を発表しています。…

多様性の中に共通する課題  アジア・太平洋版版サマリーから エイズと社会ウェブ版662

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の年次報告書Global AIDS UPDATE 2023『The Path that Ends AIDS(エイズ終結への道)』にはアジア・太平洋地域の流行について気になる記述があります。全文はとても訳せないので、せめてExecutive Summary(概要版)でもと思い…

2030年までに国内のエイズ流行終結を目指し、GAP6が要望書 エイズと社会ウェブ版661

HIV陽性者支援やHIV感染予防の啓発活動を続けてきた国内6団体の代表が8月31日、厚生労働省を訪れ、HIV/AIDS GAP6として厚生労働大臣宛に『日本におけるHIVエイズの流行終結に向けた要望書』を提出しました。『当事者団体が積極的に取り組み、日本におけるHIV…

報告の増加傾向に対応 東京都 エイズと社会ウェブ版660

メルマガ東京都エイズ通信の第193号が30日、配信されました。今年に入ってから8月22日までの東京の新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。実際の感染状況はもちろん、この集計だけでは分かりません。 ただし、報告ベース(つまり検査で感染が分…

『コミュニティ主導でいこう 世界エイズデー2023』 エイズと社会ウェブ版659

国連合同エイズ計画が世界エイズデー(12月1日)キャンペーンの特設ページを8月下旬に開設し、今年のテーマ LET COMMUNITIES LEAD - WORLD AIDS DAY 2023(コミュニティ主導でいこう 世界エイズデー2023)もあわせて発表しました。 https://www.unaids.org/e…

お詫びと訂正 2022件→884件

先ほど投稿したブログのタイトルで、数字の間違いがありました。 2022年確定値は2022件ではなく、884件です。まことに申し訳ありません。訂正しました。 https://miyatak.hatenablog.com/entry/2023/08/18/2332312022年確定値は884件 エイズ動向委員会報告 …

2022年確定値は884件 エイズ動向委員会報告 エイズと社会ウェブ版658

第161回エイズ動向委員会が8月18日に開かれ、2023年(令和5年)第1、第2四半期の新規HIV感染者・エイズ患者報告数とともに、昨年(2022年)の年間報告確定値が公表されました。 昨年の年間報告数は3月に速報値が発表されていますが、確定値はその時より新規H…

『報告会の久々感』 エイズと社会ウェブ版657

現代性教育研究ジャーナルの連載コラム One Side / No Side(多様な性のゆくえ)の第76回は、新宿区戸塚地域センターで5月27日夜に開かれた特定非営利活動法人ぷれいす東京の2022年活動報告会参加感想記です。タイトルは『報告会の久々感』。No149(2023年8…

『Language matters』(言葉は大切です) IASサイトから エイズと社会ウェブ版656

国際エイズ学会(IAS)のウェブサイトに『Language matters』(言葉は大切です)というタイトルのページがあります。 www.iasociety.org 日付がないので、いつ掲載されたのかは分かりませんが、たぶん最近です。『IASは、人びとを第一に考える言葉を積極的に…

未来に向けて AIDS文化フォーラムin横浜開幕 エイズと社会ウェブ版655

AIDS文化フォーラムin 横浜は毎年8月の最初の週末(金~日曜)に開かれています。夏の一番、暑い時期です。今年は7日(金)午前10時から、かながわ県民センター(横浜駅西口徒歩5分)で30回目の開会式を迎えました。期待にたがわず、暑かったあ~。ハイブリ…

目立たないけれどアジアのHIV流行、実は深刻 エイズと社会ウェブ版654

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の年次報告書Global AIDS UPDATE 2023のプレスリリースに続き、概要版(Executive Summary)の日本語仮訳がようやくできました。API-Netでご覧いただけます。タイトルは『The Path that Ends AIDS(エイズ終結への道)』です。 …

微増ではあるけど・・・新規HIV感染者・エイズ患者報告がともに前年より増加 東京都エイズ通信から

メルマガ東京都エイズ通信第192号が発行されました。今年1月から7月16日までの新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。 ************************************* ● 令和5年1月1日から令和5年7月16日ま…

『3つのゼロ UPDATE』 エイズと社会ウェブ版653

毎日、暑いですね。そんなことはもう分かっているのだから、いちいち言うな!と叱られそうですが、流れる汗をぬぐいつつ、ついつい・・・。 現代性教育研究ジャーナルの連載コラム「多様な性のゆくえ」の第75回は、いま思えば懐かしいというか、クールだった…

緊急事態は終わっても TOP-HAT News第178号 エイズと社会ウェブ版652

世界保健機関(WHO)は今年5月、新型コロナウイルス感染症COVID-19とエムポックス(サル痘)の流行に対する「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」の宣言を相次いで解除しました。緊急事態モードからの移行は流行の終結を意味するものではあり…

「Positive Talk」のHIV陽性者スピーカーを募集 第37回日本エイズ学会・総会

『第37回日本エイズ学会学術集会・総会が12月3日午後に実施予定の「POSITIVE TALK」で話をするHIV陽性者を募集しています。《今を生きるHIV陽性者によるスピーチプログラム》です。 『HIV陽性者としての経験や思いを直接語っていただくことで、学会に参加さ…

報告から見る今年上半期の動向は?

メルマガ東京都エイズ通信第191号が6月30日に発行されました。今年1~6月(18日まで)の新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。 ************************************ 令和5年1月1日から令和5年6月18…

どうするエムポックスワクチン エイズと社会ウェブ版651

国内におけるエムポックスのワクチン接種について、日本HIV陽性者ネットワークJaNP+の高久陽介代表理事が「Mpoxワクチン接種の前に知ってほしいこと」という文章をJaNP+公式サイトに掲載しました。 《HIV陽性者の人権と健康を守ること、および患者の医療に関…

『私たちは、ひるまない』 エイズと社会ウェブ版 650

ずいぶん遅くなりましたが、現代性教育研究ジャーナルの連載 多様な性のゆくえ第74回『私たちは、ひるまない』は、東京レインボープライド(TRP)パレードの参加報告です。パレードは4月23日(日)に実施されました。6月15日発行のNo.147をPDF版でご覧くださ…

『ウガンダの2023年反同性愛法に対するグローバルファンド、UNAIDS、PEPFAR指導者による共同声明』 エイズと社会ウェブ版649 

ウガンダのムセベニ大統領が5月29日、議会を通過していた2023年反同性愛法案に署名し、法律として成立することになりました。ウガンダではこれまでも同性愛行為は違法とされていましたが、新たに成立した法律は、HIV陽性者による同性間の性行為など「悪質な…

6月は東京都HIV検査・相談月間 メルマガ東京都エイズ通信から

メルマガ東京都エイズ通信第190号が5月30日、配信されました。今年に入ってから5月21日までの都内の感染者報告数は以下の通りです。 ************************************* ● 令和5年1月1日から令和5年5月21日ま…

欧州は効果的なHIVワクチン開発の努力を放棄してはならない(IAS声明) エイズと社会ウエブ版648

紹介がちょっと遅くなりましたが、5月18日はHIVワクチン啓発デーということで、国際エイズ学会(IAS)が声明を発表しています。その日本語仮訳です。 声明でも指摘されているようにHIVワクチンの研究は、モザイコ臨床試験が有効性の欠如により中止されたこと…

『論点化しなかったオフレコ破り』 エイズと社会ウェブ版647

サミット始まりましたね。多少は関係があるかもしれないので、急いで紹介しないと...。 連載コラム多様な性のゆくえ第73回 『論点化しなかったオフレコ破り』です。現代性教育研究ジャーナル No.146(2023年5月15日)の12ページに掲載されています。 https:/…

ウガンダの新反同性愛者法案は公衆衛生に有害 UNAIDSが重ねてプレス声明

東部アフリカのウガンダで反同性愛法の修正新法案が5月2日、可決されました。これに対し、国連合同エイズ計画(UNAIDS)は3月の原案可決時と同様、「法律が成立すれば、2030年のエイズ終結を目指すウガンダの努力は損なわれ、健康や生命への権利を含む基本的…

気になる報告数の動向 東京都エイズ通信から

メルマガ東京都エイズ通信の第189号が4月28日、配信されました。毎月公表している都内の感染者報告数は以下の通りです。 ************************************* 令和5年1月1日から令和5年4月23日までの感染者報…

We are Positive 復活パレードにHIVフロート エイズと社会ウェブ版646

東京レインボープライド(TRP)2023のパレードが4月23日(日)午後、東京都渋谷区の代々木公園を出発して、渋谷→原宿→再び代々木公園というコースで行われました。TRP公式サイトには早速、イベントレポートが掲載されています。 tokyorainbowpride.com 《【…

始まっていました サル痘→エムポックス 名称変更のパブコメ募集 エイズと社会ウェブ版645

昨年春ごろから国際的に感染の拡大が顕著となったサル痘の名称変更について、厚労省がパブリックコメントを募集しています。 『四類感染症である「サル痘」について、WHO の名称変更に伴い「エムポックス」とし、三種病原体である「オルソポックスウイルス属…