報告の微増傾向続く 東京都エイズ通信から

メルマガ東京都エイズ通信第197号が27日、発行されました。今年1月1日から12月17日までの都内の新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。

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● 令和5年1月1日から12月17日までの感染者報告数(東京都)
  ※( )は昨年同時期の報告数

HIV感染者      235件    (225件)
AIDS患者        52件    ( 50件)
合計            287件      (275件)

HIV感染者数およびAIDS患者は、令和4年同時期比では、増加している。

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 今年は初めの2回の集計(2月26日まで)こそ前年(2022年)より少なかったものの、3回目(3月26日まで)は新規HIV感染者・エイズ患者の合計報告数が前年と同数になり、以後は前年比で増加の傾向に転じています。
 COVID-19の流行が一段落し、都内の保健所などでHIV検査を受ける人が少しずつ増えてきたことの反映なのかもしれません。増加といっても微増にとどまっており、実際の感染動向の顕著な拡大は見られないようですが、引き続き注意深く推移を見ていく必要がありそうです。
 2022年の年間合計報告数は286件で、1998年以来24年ぶりに300件を下回りました。今年の報告も増加に転じたとはいえ、2年連続で300件を下回ることにはなりそうです。

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