世界人権宣言75周年でUNAIDSがプレス声明 エイズと社会ウェブ版671

 世界人権宣言は1948年12月10日、国連総会で採択されています。つまり明日(2023年12月10日)が国連人権宣言75周年。国連合同エイズ計画(UNAIDS)が公式サイトにプレス声明『To protect everyone’s health, protect everyone’s rights(すべての人の健康を守り、すべての人の人権を守るために)』を掲載しています。
 大急ぎで日本語仮訳を作成し、エイズソサエティ研究会議・HATプロジェクトのブログに紹介したので、よかったらご覧ください。
 https://hatproject.seesaa.net/article/501707234.html

   

 声明はまず「すべての人の人権を守ることこそが、効果的なHIV対策に不可欠である」として、次のように強調しています。
 《人権を中心に据え、コミュニティがエイズ対策を主導することで、世界は公衆衛生上の脅威としてのエイズを2030年までに終結に導くことができます。2015年に世界の指導者が合意した目標です。世界はこの目標に向かって大きく前進してきましたが、それでもこの成果はすべての人が享受しているわけではありません》
 世界エイズデー報告書とほぼ同趣旨の指摘ですね。
   ◇
 参考までに世界人権宣言75周年については、国連広報センター(UNIC)公式サイトの特設ページをあわせてご覧ください。
https://www.unic.or.jp/activities/international_observances/75th_humanrights/
 《世界人権宣言は全30条。教育、雇用、公正な賃金、投票権、ヘルスケア、表現の自由ジェンダー、人種差別など、さまざまな人権を包括しています》
 宣言のテキスト(日本語)も読むことができます。