2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Living Togetherの今日性 TOP-HAT News第104号 

エイズ&ソサエティ研究会議(JASA)が東京都の委託を受けて編集しているTOP-HAT Newsの第104号(2017年4月)が発行されました。HATプロジェクトのブログでもご覧いただけますが、ここでも再掲しておきます。 ◆◇◆ 目次 ◇◆◇◆1 はじめに Living Togetherの今日…

東京都エイズ通信第116号

メルマガ東京都エイズ通信の第116号(2017年4月)が発行されました。 archives.mag2.com 今年に入ってから4月23日までの都内の感染者報告数は以下のようになっています。 ( )は昨年同時期の報告数 HIV感染者 111件 (118件) AIDS患者 31件 (34件) 合計 …

トランプ予算案に強い危機感 追加情報 どうなるフォガティセンター

すいません。あまりにも知識が不足したままにトランプさんの予算提案を紹介してしまったので、フォローします。ネットで少し関連情報を調べました。依然として掘り下げ不足、表面をなぞっただけの追加情報ではありますが、補足しておきます。 トランプ大統領…

トランプ予算案に強い危機感 国際エイズ学会(IAS)

トランプ政権の発足で、米国はどう変わるか。少なくとも国際保健の分野では、かなり困った事態が進行しつつあるようです。国際エイズ学会(IAS)もともと科学の側に立つ組織なので、言わずもがなの感もなくはないのですが、科学擁護論の特集ページを設け、三…

ATLAS2018 東京編 エイズと社会ウェブ版266

オランダのアムステルダム近郊にスタジオを持つフリーランスの写真家、マーヨライン・アンネガーンさんが東京を訪れ、4月18日に東京・新宿二丁目のコミュニティセンターaktaで日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス(JaNP+)理事の長谷川博史さんにイン…

目に青葉 モンローウォーク 水の音 ~ パクるにしてももうちょっと・・・ 

節度がないと言いますか。すいません、一気に初夏になってしまいましたね。半袖姿の観光客も増えました。鎌倉の町は冬から春を駆け抜けて、はや新緑が目にしみる季節です。 鎌倉市雪ノ下の川喜多映画記念館。映画会に多大な功績があった川喜多長政、かしこ夫…

こっちはもっと目立たないと・・・

「世界エイズデー」キャンペーンテーマフォーラム『一緒にテーマを考えよう』 日時:5月20日(土)午後5時~6時半 場所:コミュニティセンターakta(東京都新宿区新宿2-15-13、第二中江ビル301) 参加費:無料(充実感あり) なお、API-Net(エイズ予防情報…

 ♪目立たぬように~ 

現代性教育研究ジャーナルNo73が発行されました。 www.jase.faje.or.jp お前が性について書くとは、世も末だね・・・などとおしかりを受けそうな予感もするので、なるべく目立たないようにしたいと思ったのですが、書いたものはできればたくさんの人に読んで…

個別施策層の表記をどうするか 第4回エイズ・性感染症に関する小委員会傍聴記その3

4月11日の小委員会で示された改正案のたたき台について、もう少し感想を書きます。前文には個別施策層に言及したくだりがあります。外国人を対象から外したかたちで別途、記載すべきか、あるいは引き続き個別施策層に含めるべきか。この点については、第4回…

本命は自己検査? 『HIV検査革命』続き

コメント集の中で、ミシェル・シディベUNAIDS事務局長は『HIV検査は保健医療施設からコミュニティへと移していく必要があります』と語り、ジンバブエの保健大臣が『自己検査のような新たな形式の検査を導入すれば、最初の90は実現できるのです』と自己検査に…

『HIV検査革命』を提唱 UNAIDS科学技術専門委員会

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の科学技術専門委員会が4月9、10日に会議を開き、2020年の90-90-90ターゲット実現に向けて「HIV検査革命」の必要性を強調する勧告をまとめました。そのプレスリリースの日本語仮訳です。 HIV検査の革命とは何か。リリースを読む…

郵送検査をどう考えるか 第4回エイズ・性感染症に関する小委員会の傍聴記その2 

4月11日の第4回エイズ・性感染症に関する小委員会の傍聴記の続きです。厚労省の公式サイトには、エイズおよび性感染症のそれぞれの予防指針改正案について、資料として当日、配布された「たたき台」がアップされました。 『検査・相談体制』の項を見ると、『…

リスとおじさんの微妙な無関係 和田塚駅頭にて

さすがに今日はもう、コートはいらないかな。暖かくなりましたね。江ノ電和田塚駅のホームも、すっかり春の日射し。 ん? 電線と木の枝の交差するあたりで何かが動いています。さすがに暖かくなると・・・。 リスでした。新芽を食べているのか。のどかですね…

「はじめに」で綴るエイズ対策史 その6 (2010年8月~2010年11月)

TOP-HAT FORUM(東京都HIV/AIDS談話室)の公式サイトの資料室欄に《「はじめに」で綴るエイズ対策史 その6(2010年8月~2010年11月)》を掲載しました。 《「続けよう」》(第24号 2010年8月) 《シディベ氏、東京を走る》(第25号 2010年9月) 《デフレに負け…

2020年目標は90-90-90なんだけど

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトに90-90-90治療ターゲットの特集ページがあります。ただし、90-90-90は、2020年までにHIVに感染している人の73%が抗レトロウイルス治療継続の結果として、体内のHIV量を検出限界以下の状態に保てるようにすることが…

第4回エイズ・性感染症に関する小委員会傍聴記

厚生科学審議会感染症部会の第4回エイズ・性感染症に関する小委員会が4月11日(火)午後、厚生労働省で開催されました。エイズ予防指針と性感染症予防指針の改正に向けた議論も4回目となり、厚労省からは改正案のたたき台が示されました。 今回の小委員会は…

首の皮一枚 世界の期待を担って残りましたサンウルブズ

ラグビーの世界最高峰リーグとされるスーパーラグビーが来年(2018年)から15チームのトーナメント体制に再編されることになりました。現在の18チーム体制から3チーム削減され、この再編に伴い、日本から参戦しているサンウルブズは南アフリカカンファレンス…

日曜だし、雨だし、花見でもするかな

やみそうでやまず、ついに夕方まで雨の日曜日になってしまいましたね。しかたがないので、部屋の窓から花見。 遅ればせながらほぼ満開でしょうか。 外から撮るとこんな感じ。雨に濡れて色鮮やかな印象もあります。 枝の先の方はまだ蕾が開きかけ状態なので、…

1点差、価値ある勝利。サンウルブズ 21 - 20 ブルズ

やりましたねえ。今季初勝利。善戦はしても勝ちきれない。その壁を破る貴重な1点差です。 www.sanspo.com ホームでの試合。しかも相手のブルズは強豪とはいえ、今季はいまひとつ波に乗れていないし、負傷や疲労で必ずしもベストのメンバーを組めているわけで…

今年11月にはモスクワで閣僚級世界結核会議

一日遅れですが、日本語バージョンも紹介しておきましょう。国連合同エイズ計画(UNAIDS)のインフォグラフィック『結核とHIV』の日本語仮訳版です。 参考までに付け加えておくと、結核に関しては2018年に国連ハイレベル会合が開催されることが決まっていま…

インフォグラフィック『結核とHIV』

今年の世界結核デーについては、当ブログでも《本日は世界結核デー エイズと社会ウェブ版262》(3月24日)、《世界結核デーでUNAIDSがプレスリリース エイズと社会ウェブ版263》(3月25日)と2日連続で紹介しました。 国連合同エイズ計画(UNAIDS)も指摘し…

『カミングアウトの有無にかかわらず』 エイズと社会ウェブ版 265

大阪府は3月30日付で、公式サイトの報道発表資料ページに『性的マイノリティの人権問題についての理解増進に向けた取組について』という資料を掲載しました。 大阪府/報道発表資料/性的マイノリティの人権問題についての理解増進に向けた取組について 《大…

ベイゴマでしたか 『東京の下町』拾遺

吉村昭さんの長編エッセー『東京の下町』の読後感想文続編です。感想にもなりませんが、「え、そうなの」という個人的な驚きを一つ追加します。 当時の子どもたちの遊びを紹介した「其の十二 ベイゴマ・凧その他」に次のような記述がありました。 『ベイゴマ…

吉村昭著『東京の下町』 読後感想文

2006年に亡くなった作家の吉村昭さんは東京の日暮里で生まれ育った。エッセイ『東京の下町』は戦前の日暮里周辺の町の様子を少年時代の記憶とともに描いている。ご自身が書かれているように雑誌の編集者に進められ、自分でも、そんなに書く材料はないだろう…

HIVcheckをチェックする  TOP-HAT Newsの第103号 

エイズ&ソサエティ研究会議が東京都の委託を受けて編集しているTOP-HAT News第103号が発行されました。HATプロジェクトのブログでご覧いただくことができます。 asajp.at.webry.info といっても、クリックしてリンクに跳ぶのもおっくうだという方もいらっし…

鎌倉の大工さんが総出で・・・御成小旧講堂、国の登録有形文化財に

鎌倉駅の西口から3、4分歩いたところにある御成小学校の旧講堂は外から見ただけでも大変、風格のある建物です。10年ほど前に鎌倉に引っ越してきた頃は、道を歩きながら、屋根の上の塔屋を仰ぎ見ては「何だろう」と思ったものです。立派ですね。 かつて講堂と…

東京都エイズ通信115号

メルマガ東京都エイズ通信の第115号(2017年3月)が発行されました。 archives.mag2.com 今年の東京都内の感染者報告数(3月28日まで)は以下のようになっています。 ※()は昨年同時期の報告数 HIV感染者 82件 (86件) エイズ患者 20件 (23件) 合計 102…

2016年速報値 エイズ動向委員会報告

厚生労働省のエイズ動向委員会が3月29日(水)に開かれ、昨年(2016年)の新規HIV感染者・エイズ患者報告の速報値が委員会終了後の記者会見で発表されました。私は記者会見に出られなかったのでAPI-Net(エイズ予防情報ネット)のエイズ動向委員会報告欄から…