2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

横ばいはコメントしづらい・・・などと言わずに

メルマガ「東京都エイズ通信」の第123号が発行されました。 archives.mag2.com 毎月発表されているHIV感染者・エイズ患者報告数の速報は以下の通りです。 ◇ 平成29年1月2日から平成29年11月26日までの感染者報告数(東京都) ※( )は昨年同時期の報告数 HIV…

ミシェル・シディベUNAIDS事務局長がメッセージ 2017世界エイズデー

12月1日の世界エイズデーに向けて、国連合同エイズ計画(UNAIDS)のミシェル・シディベ事務局長のメッセージが、プレスステートメントとして発表されました。 今年のエイズデー・キャンペーンのテーマである『健康の権利』がメッセージでも強調されており、…

極私的『BPM』試写会報告 エイズと社会ウェブ版312

TOKYO AIDS WEEKS 2017(東京エイズウィークス)のオープニングイベントとして、映画『BPM (Beats Per Minute)』の特別試写会が23日夜、なかのZEROホールで開かれました。 1990年代前半のACT UP パリの活動の様子を描いた映画です。といってもノンフィクシ…

どこであれ、健康の権利があいまいにされるところでは、HIVが広がる UNAIDSが新報告書

世界エイズデーを前にして、国連合同エイズ計画(UNAIDS)が新しい報告書を発表しました。そのプレスリリースの日本語仮訳です。 UNAIDSは毎年この時期に報告書を発表し、世界のどこかでそのお披露目の会合を開いています。プレスリリースを見ると、今年は南…

♪夜明けのコーヒー~  中野駅にもレッドリボン エイズと社会ウェブ版311

中野駅北口と駅前の中野サンモール商店街にレッドリボンのバナーが登場しました。こちらは駅の改札口の前。 シャッターが半分、降りています。いつもたくさんの人が行きかうステーションがしばしの休息にまどろむとき。状況から察するに18日の未明でしょうか…

効果50%ワクチンが示す『エイズ流行終結』の困難と希望・・・ エイズと社会ウェブ版310

米国政府のHIV/エイズ啓発サイトHIV.govに掲載されている記事をもう一つ取り上げます。11月8日付です。実はオリジナルは米国立衛生研究所(NIH)の10月9日付ニュースリリースということなので、元のニュースリリースを翻訳しました(同じものだけど)。 タイ…

「CAPRISA004 予防効果39%の背景」 エイズと社会ウェブ版309

現代性教育研究ジャーナルNo80に掲載された連載コラムOne side/No sideの第8回です。こちらでPDF版をご覧ください。 www.jase.faje.or.jp 例によって知ったかぶりをして書いていますが、CAPRISAが南アフリカ・エイズ研究センターの略称であることも最近にな…

『世界エイズデー2017の先を見据えて』 今年の米国のテーマは・・・

今年の世界エイズデーに向けた米国のテーマは、Increasing Impact Through Transparency, Accountability, and Partnerships(透明性と説明責任とパートナーシップで成果を上げる)です。米国の啓発サイトHIV gov.は11月1日、テーマの発表に合わせ、米大統領…

ラヴズ・ボディ エイズの時代の表現 再録(下) エイズと社会ウェブ版308 

7年前のラヴズ・ボディ報告はこれでひとまず終わりです。東京都写真美術館で開かれた作品展からスペシャルイベントが生まれたのはおそらく、張由紀夫/ハスラー・アキラとジャンジさんを含むアーティストたちのネットワークがあったからではないでしょうか。…

ラヴズ・ボディ エイズの時代の表現 再録(中) エイズと社会ウェブ版307 

◎言葉には尽くせない落差 ラヴズ・ボディ3 エイズと社会ウエブ版33 (2010.10.8) オーストラリア人以上にオーストラリア人らしくあれ。1943年にオーストラリアのノース・クイーンズランドで生まれたウイリアム・ヤンは、少年時代に母親からこう言われて育っ…

ラヴズ・ボディ エイズの時代の表現 再録(上) エイズと社会ウェブ版306 

11月5日夜に東京都港区のSHIBAURA HOUSEで開かれた「Living Together/STAND ALONE」は今回が2回目の開催になるということでした。では1回目は何時だったのかというと、東京都写真美術館で《ラヴズ・ボディ 性と生を巡る表現》開催中の2010年11月23日でした。…

こんな時こそ、そんな時 大阪エイズウィークス2017 エイズと社会ウェブ版305

「こんな時ナンやけど」と言い始めたら、いつだって「こんな時」です。最近は世の中、いろいろあり過ぎて、常に「ナンやけど」状態なんやけど・・・、そんなときでも大阪のおばちゃんはド迫力! おっと失礼、元気ですね。 大阪エイズウィークス(11.18~12.1…

UNAIDSキャンペーン 『My health, my right(私の健康、私の権利)』 エイズと社会ウェブ版304

国連合同エイズ計画(UNAIDS)が今年の世界エイズデー(12月1日)に向けた啓発キャンペーン『My health, my right(私の健康、私の権利)』の概要を発表しました。今年は『Right to Health(健康の権利)』を掲げ、すでに11月6日(月)からキャンペーンが展…

Alone が Together する夜 エイズと社会ウェブ版303

ライブパフォーマンスとHIV陽性者の手記朗読、そして医療の専門家を交えたトークショーと盛りだくさんの2時間でした。寒風吹きすさぶ晩秋の帰り道、JR田町駅に向かってとぼとぼとカナルに架かる橋を渡る間も、余熱がなかなか冷めない。何というのかなあ、熱…

「一緒に生きている」というメッセージ TOP-HAT News 第110号

時系列的に言うと、日本記者クラブの記者会見報告と順番が前後してしまいましたが、10月末発行のTOP-HAT News 第110号です。巻頭は第31回日本エイズ学会学術集会・総会とTOKYO AIDS WEEKS 2017の案内です。英語表記で恐縮ですが、それぞれのメッセージから気…

 エイズ学会・東京エイズウィークス記者会見報告(というか言い訳) エイズと社会ウェブ版302

第31回日本エイズ学会学術集会・総会の生島嗣会長(特定非営利活動法人ぷれいす東京代表)とTOKYO AIDS WEEKS2017(東京エイズウィークス)の事務局を担当する特定非営利活動法人日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス、高久陽介代表が11月1日(水)午…