2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

世界エイズデーを前に世界保健機関(WHO)がHIV自己検査に関する新たなガイダンス(手引き)を発表 

(解説) 検査サイトに行かなくても、自分の唾液や血液で、自ら検査を行える「自己検査」を推奨していくためにWHOが新たな手引きを発表しました。そのニュースリリースの日本語仮訳です。 HIVに感染した人が早期に治療を開始するには、検査の普及が大切であ…

『HIV予防の投資ギャップを埋める』 UNAIDS

国連合同エイズ計画(UNAIDS)のHands-Upキャンペーン、Week1(11月28~30日の3日間)はHIV感染の予防対策への投資がテーマです。予防への投資が少ないということでUNAIDS公式サイトに掲載された28日付Feature Storyの日本語仮訳。成人の年間新規HIV感染がこ…

永野健二著『バブル―日本迷走の原点―』(新潮社)  読後感想文

経済記者として40年間、市場経済を見続けてきたという永野健二氏は、自らの著書について「バブルの時代を知らない若い人たちに読んでほしい」と親しい知人に語っていたという。 私は永野氏と同年齢であり、ほぼ同じ期間を新聞記者として過ごしてきた。ただし…

世界エイズデー2016メッセージ UNAIDSプレス声明

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトにミシェル・シディベ事務局長の世界エイズデーに寄せるメッセージがプレス声明として掲載されました。その日本語仮訳です。一応、12月1日付になっていますが、今日は11月28日なので、ちょっと前倒しです。当日発表…

キーポピュレーションのHIV予防

国連合同エイズ計画(UNAIDS)のキーポピュレーションに関するFeature storyの日本語仮訳です。前半は先日紹介したHANDS UPキャンペーンの「キーポピュレーションと予防」と同じ文章でした。後半もどこかで訳したような記憶がありますが、ともかく紹介してお…

【世界エイズデー】治療と支援で流行終結を

もうすぐ・・・ということで11月28日付け産経新聞に掲載された主張(社説)です。 【世界エイズデー】 治療と支援で流行終結を 12月1日の世界エイズデーは、世界で最も知名度の高い記念日といわれることがあった。だが、最近はその知名度が低下してきた。…

『個人的な健康情報の秘密保持と安全管理』 

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の2016年世界エイズデー予防啓発キャンペーンは週替わりで予防のテーマを特集しています。そのテーマのひとつ「キーポピュレーション」に関連し、公式サイトに紹介されている特集記事の日本語仮訳です。 個人の保健医療データを…

54年ぶりの雪・・・にもめげず、出勤敢行

昨日のTVの天気予報では、海水温が高いので、海に近いところは雨かもしれないというコメントもありました。それでも朝から・・・。 江ノ電の和田塚駅です。雪でした。東京、横浜同様、鎌倉も11月の初雪は1962年以来54年ぶりだそうです。そうか、当時は中学生…

「おしおき」よりも支援 UNAIDSキャンペーンWeek2は「キーポピュレーション」

手のひらにメッセージを書いて伝える国連合同エイズ計画(UNAIDS)の世界エイズデー・キャンペーン《Hands up for #HIVprevention》、Week2(11月21~27日)のテーマはキーポピュレーションです。 www.unaids.org 英語では複数になっていますね。そうしたポ…

『高速軌道に乗る:HIVに対するライフサイクル・アプローチ』 UNAIDS報告書

国連合同エイズ計画(UNAIDS)が11月21日、新たな報告書『高速軌道に乗る:HIVに対するライフサイクル・アプローチ』を発表しました。そのプレスリリースの日本語仮訳です。 UNAIDSは毎年12月1日の世界エイズデーを前に世界のエイズの流行概要とともに報告書…

たぶん今晩発表 UNAIDS最新報告書 エイズと社会ウェブ版256

国連合同エイズ計画(UNAIDS)が本日(11月21日)、新たな報告書『Get on the Fast-Track: The life-cycle approach to HIV』(高速軌道に乗る:HIVに対するライフサイクル・アプローチ)を発表するそうです。日本時間だと夜になりそうですね。発表はナミビ…

自信も必要、自戒も必要 ウェールズ戦の3点は何を意味するのか

昨日は夜11時半から日本テレビで日本代表vsウェールズ代表戦の中継があり、なるべく夜更かしはしないという禁をおかしてTV観戦しました。年寄りは寒さに弱いので、室内でも防寒具を着込み、毛布をかぶってジャパンの健闘を応援・・・の声は、遠くイギリスに…

虎を放つのは誰か エイズと社会ウエブ版255

2年前の明日(11月21日)は衆議院が解散した日でした。世の中が一気に総選挙に向けて走り出していく中で『虎を放つのは誰か エボラ報道と解散総選挙』という文章を書き、産経新聞のオピニオンサイトIRONNAに掲載してもらいました。 http://ironna.jp/article…

バック・トゥ・ザ・『バブル』 

大ヒットした米国映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)には、30年前にタイムスリップしたマーティが1955年当時のドクと出会い、85年のアメリカ合衆国大統領はロナルド・レーガンだと教える場面があります。ドクは「俳優の? じゃあ副大統領はジ…

第3四半期は増加傾向 エイズ動向委員会報告

厚生労働省のエイズ動向委員会が11月16日(水)に開催され、今年(2016年)第3四半期(6月27日~9月25日)の新規HIV感染者・エイズ患者報告数がまとまりました。 新規HIV感染者報告 261件 (前回239件、前年同時期236件) 新規エイズ患者報告 113件(前回112件…

 TOKYOも、OSAKAも・・・AIDS WEEKS いまたけなわ

しつこく何度も書いている感じがしますが、世界エイズデー(12月1日)が近づいてきました。東京と大阪では、それぞれAIDS WEEKSが始動しています。 どちらもWEEKSと複数形になっていることにご注目ください。 月曜日は市場に出かけ、火曜日はシンポで話す・…

TOP-HAT News 第98号(2016年10月)

世界エイズデーが近づいてくると、エイズ関係のイベントやキャンペーンも増えてきます。巻頭では今年のUNAIDSのキャンペーンについて紹介しました。 、 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ TOP-HAT News(トップ・ハット・ニュース) 第98号(2016年10月) ◇◆◇◆◇◆…

Week3は「検査を受け、ウイルス量を抑える」 UNAIDS世界エイズデーキャンペーン

世界エイズデー(12月1日)が近づいてきました。国連合同エイズ計画(UNAIDS)のキャンペーン《Hands up for #HIVprevention》はWEEK9、WEEK8 ・・・とカウントダウン式に週替わりテーマが設定されていて、14日(月)からは WEEK3(TESTING VIRAL SUPPRESSIO…

トランプ政権の保健医療政策はどうなるのか ローリー・ギャレットさんの論評を一部紹介 (下)

来年1月にトランプ大統領が就任したら米国の保健医療政策はどうなるのか。前回に続き、米外交評議会のシニアフェロー(グローバルヘルス担当)、ローリー・ギャレットさんの11月9日付論評の抜き書きを日本語仮訳で紹介します。つまみ食いのようなかたちです…

トランプ政権の保健医療政策はどうなるのか ローリー・ギャレットさんの論評を一部紹介 (上)

厚生労働省で国際保健(グローバルヘルス)を担当する方が、Facebookでトランプ次期政権がもたらす米国の医療政策の影響について、「グローバルヘルスのご意見番」(ということです)で米外交問題評議会のローリー・ギャレットさんによる論評を紹介していま…

ジョゼフ・ジャパン初勝利

ラグビー日本代表のヨーロッパ遠征第1戦が11月12日(土)日本時間午後8時から、ジョージアの首都トビリシのミへイル メスキ スタジアムで行われました。結果はもう皆さんご存じでしょうが、一応・・・。 日本代表 28 - 22 ジョージア代表 www.rugby-japan.jp…

イルミネーションでベンツにレッドリボン はままつフルーツパーク時之栖に登場

浜松市北区の「はままつフルーツパーク時之栖」で11月12日(土)からウィンターイルミネーションがスタートしました。来年1月15日(金)までの約2カ月間にわたって開催されています。 www.tokinosumika.com 日本最大級といわれる噴水イルミネーションショー…

NPO法人パープル・ハンズの永易至文事務局長が記者会見

東京・内幸町の日本記者クラブ(JNPC)で昨日(11月10日)午後、NPO法人パープル・ハンズ事務局長、永易至文さんの記者会見が開かれました。その会見リポートがJNPC公式サイトにアップされたので、当ブログでも再掲します。 www.jnpc.or.jp なお、会見動画は…

強引にトランプ氏勝利をHIV/エイズ対策と結びつける視点 エイズと社会ウェッブ版254

米国の大統領選は共和党のドナルド・トランプ氏が接戦を制して当選を確実としました。朝から開票速報を見て、「そういうこともありうる」などと言いながら、でも、まさかね・・・と思っていたら、そうなってしまいました。 テレビの開票速報番組に出演されて…

鎌倉の名月スポットも探してみよう

寒いですね。江ノ電の運転間隔は12分に1本なので、一台乗り逃がすと大変です。おまけにJRとの人間関係といいますか、ま、鉄道関係でしょうかね、どうも、それがうまく行っていないのか、JR鎌倉駅で横須賀線の電車を降り、ダッシュで江ノ電の乗り換え口に向か…

Week4は「若い女性少女を力づける」

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の2016世界エイズデーキャンペーンHands up for #HIVprevention(HIV予防に手を上げよう)のWeek4(11月7日~13日)は「若い女性、少女のエンパワメント」です。Empowermentは「力づける」と訳しました。日本語に訳しにくい単語…

次はジョージア代表戦、パブリックビューイングもあるぞ

強豪アルゼンチン代表との対戦は残念な結果でしたが、これがいまの実力でしょう。2019年W杯を目指すジョゼフ・ジャパンはまだ発展途上です。11月5日(土)の経験を新たな飛躍への糧として、ヨーロッパ遠征でどこまで成長するか。ますます楽しみになってきま…

第5部「スポーツとHIV」 スポーツコミュニティのためのHIV/エイズ教育ツールキット6

少し時間があいてしまいましたが、国際オリンピック委員会(IOC)と国連合同エイズ計画(UNAIDS)によるHIV/エイズ教育のツールキットについて、紹介を続けます。今回は第5部「スポーツとHIV」です。第4部同様、かなり長いセクションですが一挙に掲載します…

ネイルにレッドリボン・スペシャルイベント訪問記 エイズと社会ウェブ版253

西神田といえば故郷・錦町に近く、大手町からも地下鉄ひと駅(神保町駅下車)。水道橋にある公益財団法人エイズ予防財団のオフィスからだと歩いて5分。少年時代を過ごしたのはもう半世紀以上前だから、町はずいぶん変わったような、昔の雰囲気をいまも残して…

『HIV予防の新手段の潜在力を最大限に生かす:PrEP』 UNAIDSキャンペーンから

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の世界エイズデーキャンペーンで今週は、曝露前予防投薬(PrEP)の集中週間になっていることから、キャンペーン特設サイトには11月1日付けでPrEP解説のFeature Story(特集記事)が掲載されました。その日本語仮訳です。HATプロ…