エイズと社会 国際感染症関係論

『どうするHIV対策!? COVID-19パンデミックの影響』 エイズと社会ウェブ版585

国連合同エイズ計画(UNAIDS)が発行したコミックス仕立てのパンフレット 『The effects of the COVID-19 pandemic on the HIV response』の日本語仮訳版を作成し、API-Net(エイズ予防情報ネット)に掲載しました。 日本語のタイトルはそのまま訳せば『COVI…

UNAIDS『人権ファクトシートシリーズ2021』 エイズと社会ウェブ版583

コロナ流行の不安が大きかったせいか、国内ではあまり注目されていませんが、エイズ流行40周年を迎えた今年6月、ニューヨークでエイズに関する国連総会ハイレベル会合が開かれ、新たな政治宣言が採択されました。2025年まで5年間の国際的なHIV/エイズ対策の…

レッドリボン30周年 TOP-HAT News156号(2021年8月) エイズと社会ウェブ版582

12月1日の世界エイズデーを中心にした国内啓発キャンペーンのテーマが発表されました。今年はエイズ流行40周年であると同時に、レッドリボンが登場してから30年の節目でもあるので『レッドリボン30周年 ~Think Together Again~』です。 コロナの流行で社会…

読初感想文『愛と差別と友情とLGBTQ+』  エイズと社会ウェブ版581  

新聞記者時代のよきライバルであり、同時に友人でもある北丸雄二さんの新著『愛と差別と友情とLGBTQ+』を読み始めています。・・・とはいえ、450ページ近い大著です。しかも、個人的に読書のスピードが遅いという事情もあります。さらに付け加えれば、小さい…

データが伝えるひそかな危機 エイズ動向委員会報告確定値から エイズと社会ウェブ版580

厚生労働省のエイズ動向委員会が8月24日、新規HIV感染者報告数と新規エイズ患者報告数について発表しました。API-Net(エイズ予防情報ネット)にその概要が載っています。 api-net.jfap.or.jp あいまいな書き方ですいません。現役の新聞記者ではなくなり、な…

『長谷川さん、大いに語る』 エイズと社会ウェブ版579

日本HIV陽性者ネットワークJaNP+の前代表である長谷川博史さんが、コミュニティセンターaktaのYoutubeチャンネルに登場したトークショー『長谷川さんが語る「HIVとゲイコミュニティ」』を観ました。聞き手のインタビュー陣が充実していることもあって、長谷…

2つのパンデミック経験をどう生かすのか TOP-HAT NEWS第154号 エイズと社会ウェブ版577

エイズ40周年が過ぎ、エイズに関する国連総会ハイレベル会合も終わり・・・と思ったら、国内ではまたCOVID-19の感染が広がり始め、7月に入ると東京は再び緊急事態宣言下の日常に逆戻りですね。 『40年後の2021年6月を迎え、世界は(そして日本も)、COVID-19…

HIV予防連合が報告書『新たなパンデミック期におけるHIV感染予防』 エイズと社会ウェブ版576  

HIV予防連合は2017年10月、国連合同エイズ計画(UNAIDS)と国連人口基金(UNFPA)が中心になって結成し、国連加盟国やHIV予防関連の市民社会組織、国際組織などがパートナーとして参加しています。HIVの流行が深刻な28カ国に焦点を当てて、2020年までに高速…

『世界の対策、それぞれの活動』 エイズと社会ウェブ版575

エイズに関する国連総会ハイレベル会合の期日は6月8-10日だったので、もうとっくの昔に閉幕しちゃいましたね。周回遅れではありますが、その直前に出された国連合同エイズ計画(UNAIDS)報告書の日本語仮訳作成がようやく終わり、API-Net(エイズ予防情報ネ…

『40年の節目に発表されたUNAIDS報告書で、エイズ終結が可能なエビデンスを提示』 エイズと社会ウェブ版572  

今日はエイズの最初の症例報告が米疾病管理予防センター(CDC)の死亡疾病週報(MMWR)に掲載されてから40周年の節目になります。国連合同エイズ計画(UNAIDS)はその2日前の6月3日に報告書を発表し、エイズ流行40年の歴史を振り返るとともに、コロナという…

『HIV検査相談マップ』リニューアル TOP-HAT News 第153号(2021年5月) エイズと社会ウェブ版571

あまり目立ちませんが6月の最初の1週間はHIV検査普及週間であり、6月1日から30日までは、東京都のHIV検査・相談月間です。 コロナが流行っているから、HIVは感染するのを遠慮しておこうという考えは、おそらくウイルスの側にはないでしょうから、コロナの流…

AIDS2022はモントリオールでハイブリッド開催 エイズと社会ウェブ版570

1996年以降、隔年開催となっている国際エイズ会議。今年はお休みの年ですが、早くも来年のAIDS2022(第24回国際エイズ会議)の開催日と開催都市が国際エイズ学会(IAS)から発表されました。 期間は2022年7月29日から8月2日まで。開催都市はカナダのモントリ…

『大観衆はどこにいる』 エイズと社会ウェブ版568

東京オリンピック・パラリンピックの開催(あるいは中止)をめぐる議論が煮詰まってきましたが、まだ公式な結論は出ていません。 個人的には私は無観客開催を目指してほしいと思っています・・・ということで、現代性教育研究ジャーナルの連載 Oneside/Nosid…

『COVID-19を最後のパンデミックに』(WHO独立委員会報告) エイズと社会ウェブ版567

いまはコロナパンデミックの真最中ですね。したがって、「予想された事態だったのに、なんで準備しておかなかったのだ」などと言って、混乱に拍車をかけても仕方がないのかもしれません。当面の対応に最善を尽くすことが先決です。 それでも、こういう時じゃ…

「キーポピュレーションの重視を」 国連ハイレベル会合に向けアジア太平洋地域から提言 エイズと社会ウェブ版566

6月8-10日の「エイズに関する国連総会ハイレベル会合」に向けて、アジア太平洋地域のキーポピュレーションによる6つの域内ネットワークと各国のHIV/エイズ関連NGOが共同声明を発表しました。12項目の提言を中心とする声明の内容は、取りまとめの中心となった…

ビジュアル・エイズの創設者、パトリック・オコンネル氏のご冥福を祈ります(UNAIDS) エイズと社会ウェブ版565 

ビジュアル・エイズの創設者の一人(founding director)で、レッドリボンプロジェクトの中心的人物だったパトリック・オコンネル氏が亡くなり、国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトに《UNAIDS is saddened by the death of Patrick O’Connell, the fo…

 HIV感染報告減少の意味 TOP-HAT News第152号(2021年4月) エイズと社会ウェブ版564

厚生労働省のエイズ動向委員会はかつて、毎月開催でしたが、それが隔月開催、四半期開催(3カ月に1回)と頻度が下がっていき、いまは年2回開催になっています。あまり目先の数字に一喜一憂してもしょうがないので、個人的には四半期開催程度がいいのではない…

エイズに関するハイレベル会合に向けた国連事務総長報告 エイズと社会ウェブ版563  

世界中どこに行っても(自粛中で行ってないけど)、関心と不安はコロナに集中している印象です。エイズまで心配していられないよという気分になるのもまあ、分からないことはありません。ただし、これは実は40年の歴史の中で何回も経験してきたことでもあり…

UNAIDSブローシュア『エイズに関するハイレベル会合:不平等に終止符を、そしてエイズ終結を』 エイズと社会ウェブ版562

エイズに関する2021年国連総会ハイレベル会合(6月8~10日)に向けて、国連合同エイズ計画(UNAIDS)が概要をコンパクトにまとめたブローシュアを作成しました。翻訳に少し時間がかかりましたが、なんとか連休前に日本語仮訳版を作成したので、参考までにご…

『ありがとう、幸せだった』 エイズと社会ウェブ版561

ぷれいす東京の理事で、同性婚訴訟の原告でもあった佐藤郁夫さんが亡くなったのは今年1月18日です。もう3カ月が過ぎました。2月7日にはオンラインで佐藤さんを偲ぶ会が開催され、「常時約300人が視聴し、のべ1566回の再生があった」ということです。 遅くな…

“LIFE WITH VIRUS”:ニューヨークの古橋悌二 エイズと社会ウェブ版560

ウイルスがいるのは、いまに始まったわけじゃないよ・・・というごくごく当たり前の指摘をしたいわけでもないのでしょうが、2日ほど前から“LIFE WITH VIRUS”: Teiji Furuhashi in New York というイベントのお知らせをFacebookでみかけるようになりました。…

世界エイズ戦略2021~2026『不平等に終止符を、そしてエイズ終結を』(要旨だけでも日本語で) エイズと社会ウェブ版559

ちょっと前の話になりますが、3月25日に開かれた国連合同エイズ計画(UNAIDS)のプログラム調整理事会(PCB)で、世界エイズ戦略2021~2026『不平等に終止符を、そしてエイズ終結を』が採択されています。今後5年間の世界のHIV/エイズ対策の指針になる文書で…

プレゼンにも使えそう アニメーションビデオ『世界三大感染症?』 エイズと社会ウェブ版558

コロナウイルス感染症COVID-19について報道されない日はありませんが、最近は世界三大感染症といわれても、え?なんだっけ・・・とついつい忘れてしまいそうになります。これはまずいよね。感染症対策は1点豪華主義的な発想では対応していけません。 共通する…

『40年前の教訓を生かす』 TOP-HAT News第151号(2021年3­月) エイズと社会ウェブ版556

2021年はエイズ流行から40周年の節目の年であり、6月8~10日にはHIVとエイズに関する国連総会ハイレベル会合が予定されています。この会合も2001年6月に国連エイズ特別総会が開かれ、コミットメント宣言が採択されてから20年の節目になります。 国連総会は20…

『2つのパンデミックに対応する米国の大胆な支援を歓迎』(UNAIDS) エイズと社会ウェブ版555

新型コロナウイルス感染症COVID-19の流行に対応するための米国救済計画法(American Rescue Plan Act 2021)は3月11日、議会可決を経てバイデン大統領が署名して成立しました。総額1.9兆ドルの予算は、すでに報じられているように米国内の追加経済対策が中心…

HIV感染報告が大きく減少・・・エイズ動向委員会報告 2020年速報値 エイズと社会ウェブ版554

厚生労働省の第156回エイズ動向委員会が3月16日(火)、オンラインで開催され、2020年の新規HIV感染者・エイズ患者報告の年間速報値が明らかになりました。 https://api-net.jfap.or.jp/status/japan/index.html 新規HIV感染者報告数 740件(過去20年で17番…

『就任初日の署名文書』 エイズと社会ウェブ版553

世の中に心配事の種が尽きないせいでしょうか。米国のバイデン政権が発足してからまだ、2カ月足らずですが、随分、昔のことのように感じられます。それなりに安定した政権運営で最初の100日を進めているということかもしれません。 ジョー・バイデン大統領は…

『End inequality(不平等に終止符を)』 エイズと社会ウェブ版552

国連合同エイズ計画(UNAIDS)が提唱する2021年「差別ゼロデー」(3月1日)キャンペーンのテーマは『End inequality(不平等に終止符を)』です。UNAIDSの公式サイトに掲載されているキャンペーン資料からブローシュア(啓発冊子)の日本語仮訳を作成しまし…

HIVとエイズに関する国連総会ハイレベル会合 6月8~10日に開催 エイズと社会ウェブ版551

2001年6月の国連エイズ特別総会の後、ほぼ5年に1度、開催されているHIVとエイズに関する国連総会ハイレベル会合が、今年(2021年)6月8日(火)~10日(木)に開催されることが決まりました。国連合同エイズ計画(UNAIDS)は開催決定の総会決議が採択された2…

不平等の解消を UNAIDS差別ゼロデー エイズと社会ウェブ版549

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトで新着情報をチェックしていたら、キャンペーンのページに2021年の差別ゼロデー(3月1日)について概要説明が載っていました。 Zero Discrimination Day 2021 | UNAIDS 『今年の差別ゼロデーに際し、不平等の解消に…