エイズと社会 国際感染症関係論

就任初日、性自認または性的指向に基づく差別防止・撤廃に関する大統領令 エイズと社会ウェブ版538

バイデン大統領は就任初日の1月20日、17本の大統領令、大統領覚書に署名しました。米国の大統領が就任早々、これほど多くの行政文書に署名をしたのは初めてだそうで、脱トランプの姿勢を鮮明にしました。当然のことながら、すでにたくさんの報道がなされてい…

エイズ対策史をエピソードで綴る エイズと社会ウェブ版536

HIV/エイズ関連の情報をまとめた特定非営利活動法人エイズ&ソサエティ研究会議のTOP-HAT Newsは、東京都の委託を受け、2006年6月に第1号が発行されています。今年は15周年ですね。最初はけっこう跳び跳びの発行でしたが、2008年9月の第10号から隔月刊、2010…

「三」の魅力と魔力と説得力 エイズと社会ウェブ版535

現代性教育研究ジャーナルの連載コラムOneside Nosideの44回目です。 2020年12月号の巻頭は岩室先生の『コロナ禍における性教育』。こちらもぜひお読みいただいて、その後で14ページのコラムもご覧ください。 www.jase.faje.or.jp 『コミュニティが中心的な…

『心の距離を密にする』 師走講演会報告続き(代表ブログから)

イルファー釧路の名物ブログ『代表徒然草』で宮城島拓人代表が昨日の師走講演会について報告しています。私の中途半端な報告より、こっちの方がはるかにいいなあ・・・ということで、ぜひご覧ください。 《心の距離を密にすること(第17回イルファー釧路師走…

逆転の発想で世界を結ぶ イルファー釧路師走講演会 エイズと社会ウェッブ版534

毎年12月の恒例イベントとなっているイルファー釧路の師走講演会が12月13日(日)午後4時から、釧路ろうさい病院の会場とウェッブによるハイブリッド開催で実施された。司会を担当したイルファー釧路の宮城島拓人代表(釧路ろうさい病院副院長)によると、イ…

「6つの95%」「3つの10%未満」・・・2025年に向けた新エイズ・ターゲット エイズと社会ウェブ版533  

お待たせしました。 2025年に向けた新ターゲット概念図の日本語版です。 国連合同エイズ計画(UNAIDS)が11月26日に発表した報告書『人びとを中心にすえ、パンデミックに打ち勝つ(Prevailing against pandemics by putting people at the centre)』の中か…

『人びとを中心にすえ、パンデミックに打ち勝つ』 UNAIDSが2025ターゲット発表 エイズと社会ウェブ版532

寒さが一段と身に沁みます。もう世界エイズデー(12月1日)は過ぎてしまいましたね。遅くなって恐縮ですが、その世界エイズデーに先立ち、国連合同エイズ計画(UNAIDS)が11月26日、新たな報告書『人びとを中心にすえ、パンデミックに打ち勝つ』を公表しまし…

世界エイズデー、国連事務総長メッセージ エイズと社会ウェブ版531

国連のアントニオ・グテーレス事務総長が12月1日、世界エイズ・デーのメッセージを発表しました。国連広報センターの公式サイトに日本語訳が掲載されています。日本語で読めるのはありがたいですね。 www.unic.or.jp UNAIDS video screenshot. UNAIDS 『新型…

少なくとも私はあぶりだされたくない エイズと社会ウェブ版530

テレビのワイドショーをみていたら、またまた、「検査で感染者をあぶりだす」みたいなコメントをしているお医者さんがいました。コロナの話です。でも、HIVのことも考えながら「また出てきたよ」とうんざりするような思いを禁じられません。なまじ専門知識の…

逆転人生 今夜は南定四郎さん エイズと社会ウェブ版529 (追加あり)

(追加) 重ねてNHKの回し者ではありませんが、南さんの回し者ではあるかもしれません。 5日(土)と7日(月)に再放送があるそうです。 放送予定 - 逆転人生 - NHK NHKの回し者ではありませんが、これは楽しみ。NHK総合1 逆転人生「魂の解放!LGBTパレードは…

世界エイズデー2020『グローバルな連帯、共有の責任』 エイズと社会ウェブ版527

国連合同エイズ計画(UNAIDS)が世界エイズデー2020のキャンペーン概要を公式サイトに発表しました。テーマは“Global solidarity, shared responsibility”( グローバルな連帯、共有の責任)です。日本語仮訳版がAPI-Net(エイズ予防情報ネット)に掲載され…

『最後に別れなかった人』 エイズと社会ウェブ版526

現代性教育研究ジャーナルの2020年11月号(No116)に掲載された連載コラムOneside Nosideの第43回です。5月に亡くなったラリー・クレーマー氏については、第41回でも紹介しましたが、その時はエイズメモリアル公園の話が中心になってしまいました。私は事前…

『2カ月に1回のPrEP注射薬が女性のHIV感染予防に高い効果』 UNAIDS、IASが研究報告を歓迎  エイズと社会ウェブ版525

HIV感染の曝露前予防(PrEP)について、抗レトロウイルス薬を2カ月に1回、注射すれば、経口の錠剤を毎日、服用するよりも予防効果が高くなるという研究成果が発表され、国連合同エイズ計画(UNAIDS)が歓迎のプレス声明が発表しました。 また、国際エイズ学…

バイデン氏とハリス氏を祝福 UNAIDSがプレス声明 エイズと社会ウェブ版524

米国の大統領選挙は民主党のジョー・バイデン、カマラ・ハリスの正副大統領候補が11月7日、勝利宣言を行いました。現職のドナルド・トランプ大統領は敗北宣言をしておらず、法廷闘争に訴え、逆転を狙う姿勢を崩していませんが、どうも勢いは失速気味です。 …

『プライドハウス東京レガシー』 エイズと社会ウェブ版523

「日本で初」ということです。東京・新宿に《常設の大型総合LGBTQセンター『プライドハウス東京レガシー』》が開設されました。 pridehouse.jp すいません。記者会見などにも一切、お声をかけていただけなかったもので、情報のキャッチが遅れました。出遅れ…

この際、複数形の緩さが大切だ 東京・大阪エイズウィークス エイズと社会ウェブ版522

明日から11月ですね。世間の風も一段と冷たくなって・・・と思っていたら、世の中、冷たいばかりでもなさそうです。 東京と大阪では、世界エイズデーの12月1日を中心にしたAIDS WEEKS 2020の特設サイトが登場しました。もう一つのパンデミックに関心が行くあ…

ガイダンス『COVID-19対策に伴うスティグマと差別への対応』の日本語仮訳版を紹介 エイズと社会ウェブ版521

国連合同エイズ計画(UNAIDS)のガイダンス『COVID-19対策に伴うスティグマと差別への対応』の日本語仮訳PDF版をAPI-Netに掲載しました。新型コロナウイルス感染症COVID-19の流行、およびその対策の実施に伴う社会的なスティグマや差別をなくすため10月8日に…

HIV感染を知る人の割合がキーポピュレーションではあまり高くない(UNAIDSデータから) エイズと社会ウェブ版520

takakunai 国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトに掲載された調査データの紹介です。2020年末までに達成を目指していた90-90-90ターゲットの最初の90は、HIVに感染している人の90%が検査で自らの感染を知ることが目標です。キーポピュレーションの場合…

HIVの検査と治療に対するCOVID-19パンデミックの影響 エイズと社会ウェブ版519

新型コロナウイルス感染症COVID-19の流行とその対策がHIV検査や治療お提供に与えた影響について、国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトに、世界各国からの報告をデータが紹介されています。 検査については10月13日付、治療については10月16日付のフィ…

『31年前の官房長官は』 エイズと社会ウェブ版518

菅政権が発足して今日で1カ月が経過しました・・・ということで、テレビのニュースでも盛んに取り上げられています。とりあえず仕事師内閣といった評価が高いようですね。 最初の100日の、そのまた最初の1か月だから、やや好意的にみていこうといった側面も…

『COVID-19対策に伴うスティグマと差別への対応: HIV関連のスティグマと差別の低減に有効だったエビデンスを6つの場面で応用する』 エイズと社会ウェブ版517

新型コロナウイルス感染症COVID-19の流行、およびその対策の実施に伴う社会的なスティグマや差別をなくすために国連合同エイズ計画(UNAIDS)が10月8日、報告書『COVID-19対策に伴うスティグマと差別への対応: HIV関連のスティグマと差別の低減に有効だった…

「ベルリン・ペイシェント」 ティモシー・ブラウンさんが死去 エイズと社会ウエブ版516

HIV感染からの治癒を果たし「ベルリン・ペイシェント」として世界の注目を集めたティモシー・レイ・ブラウンさんが9月29日、米カリフォルニア州パームスプリングスの自宅で亡くなりました。54歳でした。 10年以上前に受けた白血病治療のための骨髄移植の結果…

ポリシー・ラボの33指標 エイズと社会ウェブ版515続き

世界195カ国のHIV関連の法律と政策について評価を行っているHIV Policy Lab(ポリシー・ラボ)の紹介の続きです。33項目の評価指標について、日本語仮訳を作成しました。英文の指標と質問項目は、前回も紹介した国別の日本のページを開くとみることができま…

HIV/エイズ研究の成果は政策に反映されているのか ポリシー・ラボ開設 エイズと社会ウェブ版515

HIV対策の分野で科学的な成果が、法律や政策に反映されているかどうか。それどころじゃないでしょ、いまは・・・ということで、最近の日本国内の雰囲気では、関心を持つ人は極端に少ないかもしれませんが、重要な問題です。 そもそもいまはコロナの国難にど…

「人びとのワクチン」を求める公開書簡 エイズと社会ウェブ版514

新型コロナウイルス感染症COVID-19のパンデミックによる死者が100万人を超える中で、製薬企業幹部に宛てて「利益追求のためのワクチンではなく、人びとのためのワクチン開発を」と求める公開書簡(PDF版)が9月29日、国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイ…

インフォデミックにどう対応するか エイズと社会ウェブ版513

新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、誤った情報や偽情報が飛び交う現象はインフォデミック(infodemic)と呼ばれています。国連合同エイズ計画(UNAIDS)のサイトにそのインフォデミックに対する対策の強化を求めるプレスリリースが掲載されていました。…

90-90-90ターゲットと新型コロナウイルス感染症の流行 エイズと社会ウェブ版512

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトには『今週のグラフ』という欄があり、HIV/エイズ関連のデータが紹介されています。9月21日(月)の週は、90-90-90ターゲットに向けた検査と治療カスケードの達成状況(2019末現在)を取り上げています。 おさらい…

いまこそ相乗効果を:エイズ動向委員会報告から エイズと社会ウェブ版 510 

国内における昨年(2019年)の新規HIV感染者・エイズ患者報告数の年間確定値がまとまりました。API-Net(エイズ予防情報ネット)の『日本の状況』のページに9月15日付けで2020年上半期の報告速報とあわせ、厚生労働省エイズ動向委員会の委員長コメント(9月1…

病院跡地にエイズメモリアル エイズと社会ウェブ版509

劇作家のラリー・クレイマー氏が亡くなった翌日つまり今年5月28日、にマンハッタンのエイズメモリアル公園にACT UPの新旧メンバーが集まり、追悼の集会がありました。連載コラムOne side/No side41《病院跡地にエイズメモリアル》。現代性教育研究ジャーナル…

『COVID-19とHIV:1つの時期、2つの流行、3つの機会』 エイズと社会ウェブ版508

バーチャル高速対応都市(Fast-Track Cities)会議2020が9月9、10日にオンラインで開かれました。HIV/エイズ分野で2020年の高速対応目標である90-90-90ターゲットを達成することを目指し、世界中の都市の代表が集まる会議・・・ということなのですが、目標年…