2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

数字では表せない力 TOP-HAT News第140号

緊急事態宣言は期間が延長されることになりそうです。ある程度、覚悟していたとはいえ、長期戦になります。解除に向けた判断の基準は数字です。感染の報告がどこまで減少していくか。 自粛の呼びかけに応え、日本全国の皆さんが大いに健闘していることは、報…

「COVID-19アウトブレークで、LGBTIの人びとへの非難と迫害が拡大」 UNAIDSとMPactが強い懸念  

新型コロナウイルス感染症COVID-19の感染が世界に拡大する中で、国連合同エイズ計画(UNAIDS)と『ゲイ男性の健康と権利のためのMPact世界行動(MPact)』は4月27日、共同でプレスリリースを発表しました。LGBTI(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トラ…

新規HIV感染者・エイズ患者 報告数大きく減少・・・

この・・・が何と言いますか。 メルマガ東京都エイズ通信の第152号(2020年4月27日発行)が配信されました。今年1月1日から4月19日までの新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。 ******************************…

『虎を放つのは誰か』再び エイズと社会ウェブ版469

リオ五輪が開催された2016年には、春ごろからブラジルでジカ熱の流行拡大に対する懸念が大きくなり、一時は五輪の開催も無理なのではないかといった意見が聞かれました。結局は、流行拡大が限定的だったこともあってオリンピックもパラリンピックも予定通り…

ゴジラのような、まっくろくろすけのような・・・

私の乏しい経験ではありますが、新興感染症の流行が広がりつつあるときには、恐怖や不安も大きく広がります。 それを過剰であるとはあえて言いません。 だって、自分自身を振り返ってみても、恐怖はいつもあったし、不安も大きかった。でも、それを認めるこ…

会話2~3往復で1接触

新型コロナウイルス感染症に関する専門家有志の会のメンバーである西浦博教授(北海道大学)は緊急対策として『社会全体で、人と人との接触を8割減らすこと』を求めています。 では、どうすればその8割削減になるの? 西浦先生の呼びかけには応えたいと思う…

「人」より「事」を観る エイズと社会ウェブ版468

現代性教育研究ジャーナルNo108(2020年4月15日)の連載コラム『多様な性の行方』第36回です。9ページに掲載されています。 www.jase.faje.or.jp 「スーパースプレッダー」という言葉を知ったのは、2003年にSARSが流行した時でした。でも、新興感染症の流行…

『スーパーマーケットやレストラン、理美容室での感染は証明されていない』 エイズと社会ウェブ版467

ドイツにおける新型コロナウイルス感染症COVID-19の流行について、ボン大学のウイルス学者、ヘンドリック・シュトレーク博士が記者会見を行いました。もちろん、ドイツで開かれた会見に私が出席したわけではなく、ヨーロッパ大手メディアグループRTLのニュー…

砂浜に出ても気になるディスタンス

昨日は真冬に逆戻りしたような寒さでしたが、今日はだいぶましですね。午後4時過ぎ、近所の砂浜です。 日が長くなりました。滑川河口。お散歩程度の外出はOKということで、みなさん、けっこう繰り出しています。 遠浅の砂浜は広い。ソーシャルディスタンスも…

2m間隔の連帯 エイズと社会ウェブ版466

カマトトを気取るわけではないけれど、ヤリモクの意味が正直、分からなかった。 コミュニティセンターaktaの公式サイトに掲載された新型コロナ感染症特集Vol1『ロックダウン中はヤリモクで人に会うのをひかえよう』。えっ、どういうこと? 昭和のおじさんが「…

このご時世だからこそ、取り締まりではなく支援を エイズと社会ウェブ版465

日本でも首都東京など7都府県を対象に緊急事態が宣言され、多くの人が政府や当該自治体からの呼びかけに協力しようとしています。 しかし、強力な規制策が本当に有効な対策につながるのかどうか、それは個々の事例ごとに妥当性を判断しなければならないでし…

『COVID-19対策の中でセックスワーカーを置き去りにしてはならない』 エイズと社会ウェブ版464

COVID-19の流行という緊急事態の中で、国連合同エイズ計画(UNAIDS)とセックスワーカーの国際的ネットワークであるGlobal Network of Sex Work Projects (NSWP)は4月8日、セックスワーカーを置き去りにすることがないよう各国に求めるプレス声明を発表しま…

体調が悪くなったら

コロナ専門家有志の会のメッセージ拡散協力です。丸写しだけど、乗りかかった舟ですね。 『新型コロナの3つの心得「#うちで過ごそう」「#感染時に備えよう」「#戦う相手は人ではなくウイルス」のうち、「#感染時に備えよう」について解説いたします』 『…

外出1日1回。でも散歩はその限りではなさそうですね

政府の緊急事態宣言が東京など7都府県を対象に出ました。コロナ専門家有志の会からは、さっそく拡散希望で『緊急事態宣言で変わること・変わらないこと(4/7更新版)』が発信されています。 https://note.stopcovid19.jp/n/n2da73404eee6 実は4月6日の発令…

コロナ対策専門家の発信回路がなぜか増えてきました

昨日のクラスター対策専門家に続き、本日は『新型コロナウイルス感染症に関する専門家有志の会』というツィターのアカウントも登場しました。少々、混乱するかもしれませんが、いままで説明が足りないという批判があったので、言うべきことは言おうという機…

危機感のオーバーシュートも怖い

新型コロナクラスター対策専門家のツィターで、東北大学の押谷仁教授が『皆様に伝えたいメッセージ』を発信しています。「たくさんの方々に読んでいただけたら」ということなので、ツィターほどの発信力はありませんが、当ブログでも紹介しておきましょう。 …

ツィター発信開始 新型コロナ・クラスター対策班

厚労省の新型コロナウイルス感染症対策本部のクラスター対策班がツィターによる発信を開始しました。 twitter.com 『大切な人に会えない、会いづらい今の状況を変えるためにはたくさんの方の協力が必要です。そのために情報発信が必要と考えました』 その意…

アウトブレークにどう対応するか TOP-HAT News 第139号

この時期だからこそ、辛抱強く、そして極端に走らず、ということで、TOP-HAT News 第139号(2020年3月)は恐怖と不安に対する流行にあえて言及しています。 《新興感染症の流行に伴う恐怖と不安に対しては、1981年以降のHIV/エイズ対策の蓄積からも多くの教…