2023-01-01から1年間の記事一覧

試練の2023年を振り返る TOP-HAT News 第184号 

《国際的にも国内でも、2023年は厳しい試練に見舞われ続けた1年でした。それでも、というか、だからこそ、希望の光はあることを願いつつ、新しい年を迎えたい。HIV/エイズとその関連分野はどうだったのでしょうか》TOP-HAT News 第184号(2023年12月)です。…

報告の微増傾向続く 東京都エイズ通信から

メルマガ東京都エイズ通信第197号が27日、発行されました。今年1月1日から12月17日までの都内の新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。 ********************************* ● 令和5年1月1日から12月17…

世界人権宣言75周年でUNAIDSがプレス声明 エイズと社会ウェブ版671

世界人権宣言は1948年12月10日、国連総会で採択されています。つまり明日(2023年12月10日)が国連人権宣言75周年。国連合同エイズ計画(UNAIDS)が公式サイトにプレス声明『To protect everyone’s health, protect everyone’s rights(すべての人の健康を守…

2023年世界エイズデー報告書『コミュニティ主導でいこう』要約版の日本語仮訳をAPI-Netに掲載 エイズと社会ウェブ版670

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の2023年世界エイズデー報告書『LET Communities LEAD(コミュニティ主導でいこう)』は11月28日に発表されました。エイズデー当日の3日前ですね。 全文は無理だけど、せめてサマリー(要約版)だけでも・・・ということでエッ…

エイズの教訓を受け継ぐ(注:終わったわけではまったくないけど) エイズと社会ウェブ版669

世界エイズデー前日の11月30日(木)、『40年目のパンデミック エイズの教訓を受け継ぐ』が東京プリンスホテル(東京都港区芝公園)で開催されました。主催は日本国際交流センター(JCIE)とグロバルファンド日本委員会(FGFJ)。《ブロードウェイ舞台「イン…

『PWAは犠牲者ではない』 エイズと社会ウェブ版668

現代性教育研究ジャーナルNo.152(2023年11月15日発行)に掲載された連載コラム『多様な性のゆくえ』第79回のタイトルです。前回に続き1983年のデンバー宣言について取り上げました。 日本性教育協会のサイトでPDF版がダウンロードできます。13ページに載っ…

コミュニティ主導に合わせ技1本 エイズと社会ウェブ版667

2023年世界エイズデー(12月1日)に向けたキャンペーン特設ページが国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトに掲載されています。テーマは『LET COMMUNITIES LEAD - WORLD AIDS DAY 2023』(コミュニティ主導でいこう 世界エイズデー2023)です。 サイトの…

報告の微増傾向続く 東京都エイズ通信から

メルマガ東京都エイズ通信第195号が30日、配信されました。今年1月1日から10月15日までの東京の新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。 ************************************* ● 令和5年1月1日から1…

『未知の感染症に立ち向かう』 エイズと社会ウエブ版666

現代性教育研究ジャーナルNo.151(2023年10月15日)が発行されました。日本性教育協会のサイトでPDF版をダウンロードできます。 https://www.jase.faje.or.jp/jigyo/journal/seikyoiku_journal_202310.pdf 連載コラム『多様な性のゆくえ』第78回は14ページに…

メディアセミナー「2030年までのHIV流行の終結に向けた道筋とは」 エイズと社会ウェブ版665

TOP-HAT Newsの第181号(2023年9月)でもお知らせしたHIV/AIDS GAP6の主要メンバーがスピーカーとして登壇するメディアセミナー「2030年までのHIV流行の終結に向けた道筋とは」が10月5日午後、東京・千代田区の大手町ファーストスクエアで開催されました。実…

GAP 6がエイズ流行終結で要望書 TOP-HAT News 第181号

TOP-HAT News 第181号(2023年9月)が発行されました。 ◆◇◆ 目次 ◇◆◇◆ 1 はじめに エイズ流行の終結とは 2 理解のギャップを埋めるには 3 世界エイズデーの国際共通テーマは『コミュニティ主導でいこう』 4 年間確定値は884件 2022年新規HIV感染者・エイズ患…

微増とはいえ…報告の拡大傾向続く 東京都エイズ通信から

メルマガ東京都エイズ通信の第194号が9月27日、配信されました。今年に入ってからの最新の感染者報告数は以下の通りです。昨年同時期と比べると、増加傾向が続いています。 *************************************● 令…

まだまだ、お楽しみはこれからだ ラグビーW杯

日本時間早朝のラグビーW杯 日本対イングランドの1戦から2日が過ぎました。週末に帯状疱疹の予防接種を受けたせいか、軽い熱中症にかかってしまったか、その2日前に体温が37度1分まで上がったこともあって、ちょっと寝過ごしてしまったのですが、TVを付ける…

『DELIVERY BOYSのアンテナ機能』 エイズと社会ウェブ版664

現代性教育研究ジャーナルの連載コラム『多様な性のゆくえ』第77回(2023年9月15日)です。タイトルは『DELIVERY BOYSのアンテナ機能』。ウェブマガジンPDF版の6ページに掲載されています。 https://www.jase.faje.or.jp/jigyo/journal/seikyoiku_journal_20…

最適の解を求めて ラグビーW杯 次戦を睨む

ラグビーW杯は第1節の日程が終わり、プールDの日本はチリに42-12で勝利をおさめました。まずは、ほっと一息です。チリは初出場ながら最終的な点差以上に手強いチームだったという印象です。第2戦以降のさらなる健闘を期待したい。 ・・・おっと、余裕を見せ…

田沼報告に注目 日本エイズ学会誌最新号 エイズと社会ウェブ版663

季刊の日本エイズ学会誌Vol.25 No.3(2023年8月発行)が届きました。総説で国立国際医療研究センター エイズ治療研究センターの田沼順子医療情報室長が『エイズ流行終結へ向けた世界戦略―国際的パートナーシップと政策評価』と題した論文を発表しています。…

多様性の中に共通する課題  アジア・太平洋版版サマリーから エイズと社会ウェブ版662

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の年次報告書Global AIDS UPDATE 2023『The Path that Ends AIDS(エイズ終結への道)』にはアジア・太平洋地域の流行について気になる記述があります。全文はとても訳せないので、せめてExecutive Summary(概要版)でもと思い…

2030年までに国内のエイズ流行終結を目指し、GAP6が要望書 エイズと社会ウェブ版661

HIV陽性者支援やHIV感染予防の啓発活動を続けてきた国内6団体の代表が8月31日、厚生労働省を訪れ、HIV/AIDS GAP6として厚生労働大臣宛に『日本におけるHIVエイズの流行終結に向けた要望書』を提出しました。『当事者団体が積極的に取り組み、日本におけるHIV…

報告の増加傾向に対応 東京都 エイズと社会ウェブ版660

メルマガ東京都エイズ通信の第193号が30日、配信されました。今年に入ってから8月22日までの東京の新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。実際の感染状況はもちろん、この集計だけでは分かりません。 ただし、報告ベース(つまり検査で感染が分…

『コミュニティ主導でいこう 世界エイズデー2023』 エイズと社会ウェブ版659

国連合同エイズ計画が世界エイズデー(12月1日)キャンペーンの特設ページを8月下旬に開設し、今年のテーマ LET COMMUNITIES LEAD - WORLD AIDS DAY 2023(コミュニティ主導でいこう 世界エイズデー2023)もあわせて発表しました。 https://www.unaids.org/e…

お詫びと訂正 2022件→884件

先ほど投稿したブログのタイトルで、数字の間違いがありました。 2022年確定値は2022件ではなく、884件です。まことに申し訳ありません。訂正しました。 https://miyatak.hatenablog.com/entry/2023/08/18/2332312022年確定値は884件 エイズ動向委員会報告 …

2022年確定値は884件 エイズ動向委員会報告 エイズと社会ウェブ版658

第161回エイズ動向委員会が8月18日に開かれ、2023年(令和5年)第1、第2四半期の新規HIV感染者・エイズ患者報告数とともに、昨年(2022年)の年間報告確定値が公表されました。 昨年の年間報告数は3月に速報値が発表されていますが、確定値はその時より新規H…

『報告会の久々感』 エイズと社会ウェブ版657

現代性教育研究ジャーナルの連載コラム One Side / No Side(多様な性のゆくえ)の第76回は、新宿区戸塚地域センターで5月27日夜に開かれた特定非営利活動法人ぷれいす東京の2022年活動報告会参加感想記です。タイトルは『報告会の久々感』。No149(2023年8…

『Language matters』(言葉は大切です) IASサイトから エイズと社会ウェブ版656

国際エイズ学会(IAS)のウェブサイトに『Language matters』(言葉は大切です)というタイトルのページがあります。 www.iasociety.org 日付がないので、いつ掲載されたのかは分かりませんが、たぶん最近です。『IASは、人びとを第一に考える言葉を積極的に…

未来に向けて AIDS文化フォーラムin横浜開幕 エイズと社会ウェブ版655

AIDS文化フォーラムin 横浜は毎年8月の最初の週末(金~日曜)に開かれています。夏の一番、暑い時期です。今年は7日(金)午前10時から、かながわ県民センター(横浜駅西口徒歩5分)で30回目の開会式を迎えました。期待にたがわず、暑かったあ~。ハイブリ…

目立たないけれどアジアのHIV流行、実は深刻 エイズと社会ウェブ版654

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の年次報告書Global AIDS UPDATE 2023のプレスリリースに続き、概要版(Executive Summary)の日本語仮訳がようやくできました。API-Netでご覧いただけます。タイトルは『The Path that Ends AIDS(エイズ終結への道)』です。 …

微増ではあるけど・・・新規HIV感染者・エイズ患者報告がともに前年より増加 東京都エイズ通信から

メルマガ東京都エイズ通信第192号が発行されました。今年1月から7月16日までの新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。 ************************************* ● 令和5年1月1日から令和5年7月16日ま…

『3つのゼロ UPDATE』 エイズと社会ウェブ版653

毎日、暑いですね。そんなことはもう分かっているのだから、いちいち言うな!と叱られそうですが、流れる汗をぬぐいつつ、ついつい・・・。 現代性教育研究ジャーナルの連載コラム「多様な性のゆくえ」の第75回は、いま思えば懐かしいというか、クールだった…

緊急事態は終わっても TOP-HAT News第178号 エイズと社会ウェブ版652

世界保健機関(WHO)は今年5月、新型コロナウイルス感染症COVID-19とエムポックス(サル痘)の流行に対する「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」の宣言を相次いで解除しました。緊急事態モードからの移行は流行の終結を意味するものではあり…

「Positive Talk」のHIV陽性者スピーカーを募集 第37回日本エイズ学会・総会

『第37回日本エイズ学会学術集会・総会が12月3日午後に実施予定の「POSITIVE TALK」で話をするHIV陽性者を募集しています。《今を生きるHIV陽性者によるスピーチプログラム》です。 『HIV陽性者としての経験や思いを直接語っていただくことで、学会に参加さ…