報告の微増傾向続く 東京都エイズ通信から

 メルマガ東京都エイズ通信第195号が30日、配信されました。今年1月1日から10月15日までの東京の新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。

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● 令和5年1月1日から10月15日までの感染者報告数(東京都)
  ※( )は昨年同時期の報告数

HIV感染者      189件    (181件)
AIDS患者        46件    ( 40件)
 合計          235件    (221件)

HIV感染者数およびAIDS患者は、令和4年同時期に比べ、増加している。

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 前回(194号)の発表は、9月17日までの報告数でした。今回は10月15日までの集計なので、少し期間が短かったせいか、エイズ患者報告数は9月17日時点と同数のままです。あくまで報告ベースの数字であり、感染の動向を判断するのは困難ですが、前年同時期と比べると、報告に関しては依然、微増の傾向が続いています。現状はエイズ終結に向かっているとは必ずしも言えないのではないでしょうか。
 流行の継続に対する社会的な関心が大きく低下していることは、HIV/エイズ対策の大きなリスクファクターになります。報告数にも引き続き注目していく必要がありそうです。

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