2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

昨年との比較で報告数が減少に転換 東京都の新規HIV感染者・エイズ患者報告数(1~9月)

世の中の関心が政局一色になるような時期はこれまでにも何度もありました。そのたびに、これまた何度も書いてきたのでお題目のようになってしまいますが、どんなに大きなニュースがあっても、HIVというウイルスは「世の中も忙しいようだから、それじゃあ、し…

立ち止まって深呼吸でもしよう 昨日と同じ道

午後6時を過ぎると真っ暗だけど、午後5時過ぎはさわやかな秋の夕暮れでした。昨日の夜道と同じ場所です。明るいですね。 買い物帰り。海が見えます。 前にも書いたので、「またか」と言われてしまいますが、ゴジラは由比ガ浜海浜公園に上陸し、この道を通っ…

どう違う? 「使いやすさ」と「受けやすさ」 エイズと社会ウェッブ版294

世の中は総選挙に向けて騒然としていますね。ま、そちらの方はその道のステークホルダー(利害関係者)の皆さんにお任せして・・・と書くと、有権者こそ最大のステークホルダーではないのかという突っ込みがすかさず入りそうですね。 もちろん、その通り、個…

遮断機につるべ落としの秋の風 なぜか衆院解散の日に

9月も終わりになると、日が落ちるのが早いですね。午後6時にお寺の鐘がご~んとなるころにはもう真っ暗。江ノ電和田塚駅から海へ向かう道も。 世の中は解散で浮足立ち・・・というか、沈み込んでいくような気分でもあります。去年の今頃は、ヒラリーかドナル…

ロヒンギャ難民への医療支援 日本記者クラブ会見から

政界大激震といいますか、昨日はいろいろなニュースが錯綜し、今日もまた、「えっ、どうなってるの?」といいたくなるような情報が飛び交いそうな雲行きです。窓の外は雨があがって、日が差してきましたが、こういうときに「希望」などという言葉を不用意に…

『国連活動が優先すべきもの』 エイズと社会ウェブ版293

当然のことだとは思いますが、今年の国連総会は安全保障に焦点が当てられています。もちろん国際保健や新興感染症対策も広い意味での安全保障課題ではあるのですが、現時点で国際社会の主要な関心事項はもっと対象を限定した意味での安全保障課題です。 そう…

1人年間75ドルで高品質抗レトロウイルス治療 南ア、ケニアなど90以上の低・中所得国向けに価格合意

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトに掲載された2017年9月21日付プレスリリースの日本語仮訳です。リリースに名を連ねる関係機関が多く、鳴り物入りの雰囲気なので、大急ぎで日本語に訳しました。HATプロジェクトのブログにも掲載しましたが、例によ…

♪帰り道は遠かった~ モースと江の島

大森貝塚を発見したエドワード・モースの名前は確か、小学校の教科書にも載っていました。勉強が嫌いで、宿題を忘れてばかりいた私のようなダメガキでも、モースとヘボンの名前ぐらいは知っていた(と思います)。 そのモースが米国から初来日したのは1877年…

警戒すべき拡大の背景・ロシアのHIV流行 その3 エイズと社会ウェブ版292  

ぷれいす東京の生島さんから『東京都がおこなっているアジアの共同調査の会合で発表された、ロシアのトムスクからの報告』という資料を紹介していただきました。 たぶん、この会議でしょうね。うかつにも、見過ごしていましたが、東京都福祉保健局、「グッジ…

警戒すべき拡大の背景・ロシアのHIV流行 その2 エイズと社会ウェブ版291

2014年5月にロシアのモスクワで開かれた第4回東欧・中央アジア地域エイズ会議(EECAAC)の開会式で、国連合同エイズ計画(UNAIDS)のミシェル・シディベ事務局長が行ったスピーチ原稿の日本語仮訳をHATプロジェクトのブログに掲載しました。 http://asajp.at…

警戒すべき拡大の背景・ロシアのHIV流行 エイズと社会ウェッブ版290

ロシアでHIV陽性者の支援活動を続けているThe Russian AIDS Center Foundation(ロシア人エイズセンター財団)の紹介記事が9月15日付で国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトに掲載されています。その日本語仮訳を作成し、HATプロジェクトのブログに載せ…

『性的マイノリティとトイレ』 エイズと社会ウェッブ版289

好評のうちに・・・かどうかはまったく分かりませんが、現代性教育研究ジャーナルの連載コラム One Side/No sideも6回目に到達しました。9月15日発行のNo78の後ろの方に控え目に載っています。妥当な扱いだと思います。及び腰ながらよく半年も続いたもんだ・…

世界はそれに立ち向かった グローバルファンド2017成果報告 エイズと社会ウェブ版288 

世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)が2017年の成果報告書を発表しました。2002年の設立から2016年まで15年間の推計では、グローバルファンドが支援するプログラムにより、低・中所得国で2200万人の生命が救われたということです。 fg…

砂浜に夏雲流れて、秋の空

雨が上がって夏が舞い戻ってきたような一日。涼しくなるのを待って海辺に出ると、夕空が見事でした。 由比ガ浜の海岸では海の家の撤退作業もほぼ終盤。このどことなく寂しさが漂う雰囲気は、秋だなあと改めて思います。 日が暮れても名残は惜しい。

スポーツを通じたHIV&AIDSの予防のツールキット紹介編

昨年の10月から12月にかけて、(つまり秋から冬にかけてなのになぜか)五月雨式に紹介したツールキットの日本語仮訳です。9回に分けて当ブログに掲載したので、見つけやすいようにURLを一括して紹介しておきます。 その前に・・・と早くも前置きで恐縮ですが…

マニラ首都圏のリーダーがHIV対策強化を約束

フィリピンのHIV流行の拡大に対応するためにマニラ首都圏の17市が対策に本腰を入れて取り組むことを約束したという国連合同エイズ計画(UNAIDS)のリリースです。 フィリピンでは過去6年でHIVの新規感染が140%も増えているということです。6年前の2.4倍とい…

危機に直面する日々 「はじめに」で綴るエイズ対策史 その7

しばらくブランクがありましたが、「はじめに」で綴るエイズ対策史 その7 をTOP-HAT FORUMの資料室欄にアップしました。 http://www.tophat.jp/material/d7.html 2010年12月の第28号から2011年3月の第31号までの4本です。 ◎世界のHIV陽性者数は3330万人 UNAI…

カメレオンの教訓・・・ エイズと社会ウェブ版 287

イルファー釧路代表、宮城島先生のブログ『代表徒然草』に『NO TIME TO LOSE』の書評第2弾が掲載されています。 イルファー釧路:カメレオンのように生き抜く - livedoor Blog(ブログ) アフリカの長老のエピソードが紹介されています。なぜ、カメレオンなの…

《90-90-90ターゲットとHIV郵送検査の課題》

エイズ&ソサエティ研究会議(JASA)の第126回フォーラムのお知らせをHATプロジェクトのブログに掲載しました。 http://asajp.at.webry.info/ 拡散希望ということで、こちらにも再掲します。 エイズ &ソサエティ研究会議(JASA)第126回フォーラム《90-90-90…

『政治を抜きにした科学は影響力を持てず、科学を無視した政治には危険が伴う』 エイズと社会ウェブ版286

北海道釧路市で息の長いHIV/エイズ対策の講演・啓発活動を展開しているイルファー釧路の宮城島拓人代表(釧路労災病院副院長)が、公式サイトのブログ『代表徒然草』で、ピーター・ピオット著『NO TIME TO LOSE エボラとエイズと国際政治』(慶應義塾大学出…

「エイズ流行終結」と効果50%のワクチン エイズと社会ウェブ版285

世界のHIV/エイズ対策はいま、2020年の90-90-90ターゲット達成を当面の戦略目標にしています。 (1)HIVに感染している人の90%が検査を受けて自らの感染を知り、 (2)感染を知った人の90%が抗レトロウイルス治療を始め、 (3)さらにその90%は治療を継続し…

♪いまはもう秋、誰も・・・いますねえ、たくさん

午前中に雨があがって、海辺にも久しぶりに強い日が差してきました。海水浴シーズンが終わって最初の土曜日。 滑川の河口にかかる木橋。海の家の撤収工事に合わせ、夏限定のこの橋ももうすぐ取り外されてしまいます。ちょっと名残惜しいですね。 台風の影響…

文化の視点でエイズをとらえる TOP-HAT News 第108号(2017年8月)

涼しいというか、冷えますね。調子に乗って半ズボンで町を歩いていたら風邪をひいたかな。年寄りに鼻水・・・これじゃあ、しゃれにもならない。 今年の8月は恐るべき冷夏でした。第24回エイズ文化フォーラムin横浜の初日も初秋を思わせる涼しい1日だったけれ…

TOKYO AIDS Weeks2017 参加申し込み受付を9月15日(金)まで延長

11月25日(土)、26日(日)の2日間、東京都中野区の中野区産業振興センターで実施される東京エイズウィークスのイベントと展示について、参加申し込みの受付期間が9月15日(金)まで延長されました。 《TOKYO AIDS WEEKS 2017は、市民のHIV/AIDSへの関心を…