フィリピンのHIV流行の拡大に対応するためにマニラ首都圏の17市が対策に本腰を入れて取り組むことを約束したという国連合同エイズ計画(UNAIDS)のリリースです。
フィリピンでは過去6年でHIVの新規感染が140%も増えているということです。6年前の2.4倍ということでしょうか。保健相は「国家的緊急事態」と語っています。
最初の部分だけ日本語にしました(あとは儀礼的なあいさつの紹介が続き、さすがに訳す気力を失いました)。フィリピンの状況も折に触れてフォローしてく必要がありそうです。
2017年9月11日
フィリピンのマニラ首都圏を形成する17都市の市長をはじめとする指導者たちが、HIVの流行に対し、公衆衛生上の緊急事態として、分野横断的な戦略を採用し、必要な資金を投入して取り組むことを約束した。各市代表は、パウリン・ジーン・ロセル・ウビアル保健相主催の夕食会でHIV対策決議案に署名した。
最近発表されたUNAIDSの『エイズ流行終結 90-90-90ターゲットの進捗報告』が今回の動きを促した。この報告書によると、フィリピンの新規HIV感染件数は過去6年で140%増加しており、アジア太平洋地域で最も急速に流行が拡大していることが明らかにされた。保健省によると、HIV報告件数の40%以上は首都圏17都市からの報告だという。