私の乏しい経験ではありますが、新興感染症の流行が広がりつつあるときには、恐怖や不安も大きく広がります。
それを過剰であるとはあえて言いません。
だって、自分自身を振り返ってみても、恐怖はいつもあったし、不安も大きかった。でも、それを認めることで、自分の心の中のバランスを大きく立て直すことも可能なのかな。そんなことを思う機会も、それこそ、何度も、繰り返しありました。
実は、「何度も」ということは、その度にまた、むくむくと恐怖や不安が広がっていき、それに対応しなければならなかったということではあるんだけど・・・。ま、とにかく、そうやって切り抜けてきたんだよね。
COVID-19の新たなパンデミックでは、日本赤十字社がこの点で、いい仕事をしているといいますか。1カ月近く前のメッセージですが、
そして、Facebookを観ていたらYou tubeのこんな動画も紹介されていました。アップは昨日だったようですね。
「ウイルスの次にやってくるもの」
ゴジラのような、まっくろくろすけのような・・・得体のしれないやつが登場します。
「そいつは、お腹を空かせているみたいで、暗いニュースや間違った情報を、たくさん食べて、どんどん育って、そしてささやく」
ん? なるほど、育っているなあ、まずいぞ、と胸に手を当てながら思う。
でも・・・。
「恐怖が苦手なものは笑顔と日常だ」
そうかそうか。
「いつものように、きちんと食べて、眠ろう。恐怖は逃げていくだろう」
この時期にこのメッセージは大切ですが、うまく主張するのはなかなか大変です。日本赤十字社にはグレートコミュニケーターがいるようですね。災害現場での蓄積が生かされているのかもしれません。ちょっと見直しました。