減少傾向に戻ったかどうか、判断が付きません 東京都エイズ通信から

メルマガ東京都エイズ通信の第201号が4月30日、発行されました。4月14日までの東京都内の新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。 

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 令和6年1月1日から4月14日までの感染者等報告数(東京都)      

   ※( )は昨年同時期の報告数

HIV感染者      63件    (63件)

AIDS患者       17件    (20件)

合計             80件     (83件)

HIV感染者数は令和5年と同数で、AIDS患者は令和5年より減少した。

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 あれ?3月と同じ傾向ではないかと思い、先月の報告を確認すると、『HIV感染者数は令和5年より減少し、AIDS患者は令和5年と同じ数であった』となっていました。

 3月の新規HIV感染者数は前月比で2件少なかったのですが、4月は同数です。

 一方、3月の新規エイズ患者報告数は前の月と同数だったのが、4月は前月比で3件減っています。

 だからどうしたと言われると、説明に窮してしまいます。増減の微妙な変化が今後の傾向を示唆するものなのかどうか、まったく分かりません。

付け加えておくと、1月は『HIV感染者数は令和5年より減少し、AIDS患者は令和5年より増加している』、2月は『HIV感染者数は令和5年より増加し、AIDS患者は令和5年より減少している』、となっていました。

 報告数の合計をみると、1月時点では前年比+2件、1・2月で+7件、1~3月は-2件、1~4月になると-3件ということで、1、2月は増加傾向でしたが、3月から減少に転じています。

 報告の減少傾向が今後も続くかどうか、必ずしも楽観を許すものではない・・・と素人には感じられます。

 根拠を示せと言われても、そこは素人の悲しさ。示せる根拠など持ち合わせていません。どなたか解説していただけると、ありがたいのですが、それほど暇じゃないよ、と言われそうですね。もう少し推移を見ましょう。

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