メルマガ「東京都エイズ通信」の第123号が発行されました。
毎月発表されているHIV感染者・エイズ患者報告数の速報は以下の通りです。
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平成29年1月2日から平成29年11月26日までの感染者報告数(東京都)
※( )は昨年同時期の報告数
HIV感染者 338件 (331件)
AIDS患者 87件 ( 90件)
合計 425件 (421件)
HIV感染者数、AIDS患者数ともに昨年同時期と同程度になっています。
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HIV感染者・エイズ患者報告の合計数が前月をわずかに上回っています。今年は前年同期との比較で少し多かったり、少なかったりを繰り返して年末なりました。報告から類推すると、新規感染も横ばいなのかなあ(つまり顕著に減少しているわけではない)という印象の1年です。流行に対する関心の低下が指摘される中での横ばいは、かなり懸念材料かなあ。
情報を伝える側からすると、横ばいはコメントしづらい。したがってなかなか話題にもならず、関心は低下していくといった事情もあるかもしれません。もちろん、報告数が増え、コメントしやすくなればいいというものではないので、なんとかこの状態を維持していることへの関心を高める工夫も必要です。それがあれば好材料、なければ懸念材料ということかもしれません。
ということで、東京都主催のエイズ予防月間講演会のお知らせも紹介しておきましょう。
『HIV陽性者とともに働くために~ウイルス性肝炎の経験から~』
12月4日(月)19時~21時
コンファレンススクエア エムプラス(千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル10F)
申込締切は12月1日(明日ですね)。まだ間に合う。