「こけしオカン」はなぜ参上したのか エイズと社会ウェブ版313

 コミュニティアクションのFeatures欄に昨日、《こけしオカン 一部で人気沸騰中》というニュースを掲載しました。さすがに沸騰しているのは『一部』なので、まだ知らない人の方が多そうですね。 

www.ca-aids.jp

 公益財団法人エイズ予防財団の「男性向けHIV検査促進メッセージ広告」です。こちらで動画をご覧ください。

HIV検査 イキやぁぁぁぁ! | 公益財団法人 エイズ予防財団

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《その一方でポピュレーションアプローチとしては、男女が意識されることなく展開されており、そのテイストやメッセージは、感染の可能性の高い成人男性を意識したものは少なく、むしろ青少年や女性を意識したものが多くありました。実際、AC 広告やエイズ予防のための戦略研究で展開された いくつかのキャンペーンでは、女性の受検行動を促進した傾向がうかがえました》

 こけしオカン登場の背景には、こんな現状分析があったということですね。したがって・・・。

《日本のHIV感染報告・AIDS発症報告の大部分を占める男性にHIV感染を自分の問題として考えてもらいHIV検査を受けてもらう。そのために、まず、HIV感染症AIDSに関する話題づくりを目的としました》

 「話題づくり」と言い切る思い切りのよさに期待したいところですが、同時にエイズ予防財団は心配性というか・・・、《不快に感じる方があるかもしれません。趣旨をご理解いただき、ご容赦いただければと思います》と低姿勢でもあります。