見かけの減少は増加のサイン? 東京都エイズ通信第156号

 

 メルマガ東京都エイズ通信第156号が8月28日、発行されました。

 

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  • 令和2年1月1日から令和2年8月23日までの感染者報告数(東京都)

  ※( )は昨年同時期の報告数

 

HIV感染者     184件   (207件)

 

AIDS患者        55件    (46件)

 

     合計           239件   (253件)

 

HIV感染者数は昨年度よりも減少し、AIDS患者は増加している。

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 報告の傾向は、前月までと大きくは変わっていません。新規HIV感染者報告は昨年同時期より減少し、エイズ患者報告数は増加しています。報告の合計は昨年同時期より14件少なくなっています。7月の時点では、昨年同時期との差が24件でしたから、むしろ減少幅としては小さくなっています。新型コロナウイルス感染症の拡大の影響があっても・・・ということを考えると、報告は減少していても、実際のHIV感染は増加に転じているのではないか。まったく根拠のない感想で恐縮ですが、そんな印象も受けます。しつこいようですが根拠はまったくありません。印象だけです。

 今月号では、『東京都南新宿検査・相談室/東京都多摩地域検査・相談室は、引き続き開設しています』という記事も掲載されています。こういう時期だからこそ、ぎりぎりのところであっても、検査体制が維持できていることは大切だと思います。担当者にはエールを送りたい。メルマガ東京都エイズ通信の配信登録はこちらで。

 https://www.mag2.com/m/0001002629