メルマガ東京都エイズ通信第164号(2021年4月30日発行)が配信されました。今年に入ってから4月25日までの新規HIV感染者・エイズ患者報告数は以下の通りです。
もう5月1日なので、2021年も3分の1が過ぎちゃったことになりますが・・・。
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● 令和3年1月1日から令和3年4月25日までの感染者報告数(東京都)
※( )は昨年同時期の報告数
HIV感染者 94件 (94件)
AIDS患者 22件 (27件)
合計 116件 (121件)
HIV感染者数は昨年度と同数であるが、AIDS患者は昨年度よりも減少している。
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新規HIV感染者報告は、3月時点では前年より20件近く少なかったのですが、4月の時点では前年と同数になっています。
そもそも、コロナの影響でHIV感染報告の減少傾向が特に顕著になったのは昨年の4月、5月あたりだったように思います。HIV感染のリスクが高いと思われる人たちの間でも、HIV感染の心配よりも、コロナの心配の方が大きくなってしまった。社会環境の面からもHIV検査を受ける機会が少なくなっていた。その二つの理由からだったのではないかと個人的には想像しています。
それが、ここにきて新規HIV感染報告件数が前年と同数になるという、新たな傾向に転じました。4月の1か月間だけをみると前年の4月よりも今年の4月の方が報告件数は多いということになります。
これは何を意味するのか。個人的には「たぶん、こういうことではないのかなあ」という感想はありますが、あまり先走ってもしょうがないので、もう少し報告の推移をみて判断したいと思います。
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