無観客でもいい。緊急事態下の決勝戦を期待したい

 元気が出ないことおびただしい2021年の滑り出しではありますが、新春2日は恒例の全国大学ラグビー選手権準決勝2試合が行われ、例によって私はNHKの中継でたっぷりテレビ観戦を堪能させていただきました。このルーティーン感覚、いいなあ。おかげでステイホームも苦にならず、いつもと変りないお正月気分であります。
 改めてお知らせするまでもないのでしょうが、結果は次の通り。
 早稲田 33 - 27 帝京
 天理 41 - 15 明治
 第2試合は点差が大きく開いてしまいましたが、それだけ天理強しを印象付ける試合でもありました。明治のFWがあそこまで疲労困憊してしまうとは・・・。

 個人的には天理の10番、松永選手のゲームメイクの良さが、天理FW陣の動きにむだをなくし、後半にまで余力を残す大きな要因になっていたように感じました。
 1月11日の決勝は天理vs早稲田の対決。今日の2試合をテレビ観戦した印象では、天理有利かなあと思います。ただし、私の予想は森羅万象、何かにつけて外れることが多いので、言わない方がいいか・・・。早稲田は相手チームを分析してゲームプランに生かす戦略眼にたけています。不利と言われる時ほど強い。いい試合になることを期待しましょう。
 ところで、試合の合間のニュースでも流れていましたが、首都圏1都3県の知事が緊急事態宣言を政府に要請しました。この時期なので、致し方ないかなあと思いつつ、11日の決勝はどうなるのかなあ、中止は避けてほしいなあ・・・とも思います。
 無観客でもいいからやってほしい。テレビできちんと中継してほしい。緊急事態であればあるほど、コロナのことばかりで頭がいっぱいにならないようにする必要も一方ではあります。ウイルスの感染拡大を抑えるために、取るべき対策は取る、それは否定しません。しかし、文化やスポーツが人の心にもたらす勇気の力も大切にしたい・・・ささやかながら、そう感じています。