前回に続き、マダムボンジュール・ジャンジに登場していただきました。連載コラムOne side / Nosideの第61回『グラデーションの中の1人』。現代性教育研究ジャーナルの第134号(2022年5月15日発行)の12ページに掲載されています。
https://www.jase.faje.or.jp/jigyo/journal/seikyoiku_journal_202205.pdf
You Tubeの国連チャンネルのインタビューで、ジャンジさんは自らのセクシュアリティについて、かなり踏み込んで語っています。
ただし、浅はかな私には、じゃあジャンジさんはLGBTQのどこに当てはまるのといった疑問が残り、メールで尋ねてみました。
『カテゴライズするならば、私はノンバイナリーです。もしくはクイア(queer)です』というお返事とともに、返信メールにはカテゴリー化の意義を一定程度、認めつつ、なお残る違和感について次のように書かれていた。
『私はいつも自分を生きてきただけだからです。言葉はいつもあとからやってきました。ドラァグクイーンも、トランスジェンダーも、X ジェンダーも、クイアも、ノンバイナリーも』
そうか、そうなんだよなあ・・・と思いつつ、愚問を発した自分をかすかに悔いる。
この「かすかに」というところは、私が何歳になっても成長しない理由なんですが、自分のことはまあ、いいや。コラム、読んでください。