『世界の対策、それぞれの活動』 エイズと社会ウェブ版575

   エイズに関する国連総会ハイレベル会合の期日は6月8-10日だったので、もうとっくの昔に閉幕しちゃいましたね。周回遅れではありますが、その直前に出された国連合同エイズ計画(UNAIDS)報告書の日本語仮訳作成がようやく終わり、API-Net(エイズ予防情報ネット)に本日、アップしていただきました。これでも急いで訳したつもりなんだけど・・・世の中のスピードについていけません。 

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api-net.jfap.or.jp

 《報告書は2020年を目標年とした90-90-90ターゲット(高速対応目標)について、大きな成果を上げたものの目標達成には至らなかったと総括しました。また、政治宣言の骨格をなすUNAIDSの新ターゲット(2025年ターゲット)を紹介し、2030年の(公衆衛生上の脅威としての)エイズ終結という国際共通目標への達成軌道に戻すことを各国に呼びかけています》
 

 今回の報告書については、私の早とちりで、最初に2021年のUNAIDS報告書として紹介し、あわてて訂正を出すなど、すったもんだがありました。それでも、あまり注目されず、したがってそれほど問題にもされず、嬉しいような悲しいような反響ですが、記録の文書としては残しておきたい。
 日本語版タイトルもあれこれと考えた結果、『世界の対策、それぞれの活動』としました。ちょっと違うなあ・・・と思われる方もいるかもしれませんが、悪しからず。
 2025年エイズターゲットも要領よくまとめて紹介されています。これから5年間、なにかにつけて引用されることが多くなると思うので、ぜひご覧ください。
 《報告書は52ページありますが、地域別報告(REGIONAL PROFILES)を除く、39ページまでを日本語に訳しました》
 さすがに疲れた。