駅の灯に たらばと思う 本探し

 暗くなるのが早くなりましたね。鎌倉は午後5時を回ると、気分はもう、ほとんど夜です。

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 JR鎌倉駅東口・・・。夕暮れの雲を縁取る赤があまりに鮮やかだったので一枚、撮ったのですが、写真になると細い筋だけであまり存在感がありませんね。まあ、いいか。

 少々、事情があって駅前の島森書店に北原白秋詩集を探しに来ました。新潮文庫岩波文庫で出ているはずですが、見つかりません。鎌倉最大の書店でも、さすがに置いていないか。横浜か東京まで出て探さないとダメかな・・・と思いつつ、念のため、かつて裏駅と呼ばれた西口の「たらば書房」に向かおうとするところです。
 鎌倉在住の建築家、福澤健次さんに以前、聞いた話ですが、たらば書房は、なかなか見つからない本でも、「あそこだったらば、あるだろう」ということで、たらば書房と呼ばれているそうです。ほんとかな。
 小さな書店ですが、半信半疑で覗いてみると・・ありました。新潮文庫北原白秋詩集440円。ネットで買えばいいのにと言われそうですが、本はやっぱり書店で、それも現金で買わねば。楽しみを奪われちゃうよ。