菊池修さんも、長谷川博史さんも、平々凡々たる私のような者にとっては、十分にモンスター的な存在感のある方でした。とりあえずコロナが下火になったように見えるいまなお、ソーシャルディスタンスと畏敬の念を抜きにして接することはできません。
しかし、世の中のモンスターは実は他のところにいて、ルーティーンの怪物性をいかんなく発揮してくれちゃう。現代性教育研究ジャーナルの連載コラムOne Side/No Side(多様な性のゆくえ)第55回『怪物は誰なのか』はそんな場面に立ち会った経験を第7回アジア太平洋地域エイズ国際会議(神戸会議)の開会式会場から。
https://www.jase.faje.or.jp/jigyo/journal/seikyoiku_journal_202111.pdf
18ページに掲載されています。
『フリッカのスピーチの時には、その35人が共にステージに上がった。セブンシスターズが用意していたサプライズ演出だったとは思う。ただし、厚労省高官の得難いあいさつのおかげだったのではないかという印象も私は受けた』
この部分だけ読んでも、なんだか分かりませんね。それほど長くないので、御用とお急ぎでない方はぜひ通しでお読みください。
・・・それにしても、神戸会議はもう16年も前のことなんですね。凡人は歳をとるけど、怪物はどうかな。