意外と知らない!? レッドリボン エイズと社会ウェッブ版586

 2021年世界エイズデーの国内啓発テーマ『レッドリボン30周年 Think Together Again』について、大づかみにではありますが、その30年を振り返りつつ、「いま、なぜ、レッドリボンなのか」を考えてみました。自己宣伝が少々、というか大々的に入ってしまいますが、不肖・私がテキストを担当したリーフレットです。公益財団法人エイズ予防財団の公式サイトでPDF版がダウンロードできます。

 

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www.jfap.or.jp


 『レッドリボンは、10年に及ぶエイズ対策初期の動揺を経て生まれました。新興感染症パンデミックによる恐怖と不安と混乱の中から、人びとが連帯と信頼を取り戻し、闘う力を獲得してきた、その歩みの象徴でもあります』
 だから言ったじゃないの!とは、あえて言いません。それでも、エイズ流行40年にして、レッドリボン30年。その年に奇しくも・・・という感じはあります。
 『ウイルスによって隔てられた人と人との距離を物理的には受け止めつつ、その分断を乗り越え、信頼のきずなを取り戻していく』
 もちろん、エイズの流行は終わっていません。そこは強調しておかなければならないのですが、それでも辛抱強く流行と闘い続けてここまで来たという実感は、大してお役には立てなかった私にもあります。その経験をいまこそ生かしたい。
 コロナの緊急事態宣言解除が発表された日にあえて、コロナもエイズもこれからだぞという気持ちを込めて、リーフレットの自己宣伝をします。どなたかのご本のタイトルにもあるように、力になるのは愛と友情です。分断と差別ではありません。皆さん、お忙しいこととは思いますが、できたら読んでね。短いし。