『離れてもつながる工夫』 エイズと社会ウェブ版547

 コロナウイルス感染症COVID-19の影響で、HIV/エイズ関係のシンポジウムや講演会も実際の会場に人を集めて開催することは困難な状況が続いています。昨年11月の第34回日本エイズ学会学術集会・総会もオンライン開催になりました。国際的にみても、例えば今年7月の第11回国際エイズ学会HIV科学会議(IAS2021)はすでにドイツでの開催からバーチャル開催に切り替えられることが決まっています。登録などの業務を考えると、もうこの時期には決めておかなければならないということなのでしょうね。
 1年延期となった東京オリンピックパラリンピックはどうなるのか。個人的には無観客開催を推したいと思うけど、思案のしどころですね。
 現代性教育研究ジャーナル(2021年2月15日発行)の連載コラムOneside/Noside第46回『離れてもつながる工夫』は昨年12月13日に開かれたイルファー釧路の師走講演会を紹介しました。 

www.jase.faje.or.jp

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《「コロナのおかげ」とは決して言いたくないが、この苦難の時にあってなお、人のきずなを密にする創意工夫には改めて感謝したい》

 改めて、そう思います。

 毎年に12月に開かれているこの講演会には、実は私も一度、講師としてお招きを受け、あれこれと取りとめもないお話をしたことがあります。もう10年以上前でしょうか。以来、魅力的なプログラムが続き、今度は聴衆として参加したいなあと常々、思っていたのですが、さすがに鎌倉から釧路は遠い。ところが今回は、この距離の壁をやすやすと乗り越えることができてしまったのです。
 COVID-19の影響でイルファー釧路も2020年は大半の活動を断念せざるを得ない状態に追い込まれましたが、師走講演会は『今年最後の大一番』(宮城島代表)ということでハイブリッド開催に踏み切りました。
 おかげで講師陣は釧路、ナイロビ、横浜の三元中継。鎌倉の私も居ながらにして参加し、なおかつ発言の機会すら与えていただき・・・。
 何度も同じことを繰り返していると、年寄りと女性は話が長いなどとついつい無駄口をたたいて、辞任に追い込まれてしまいますね。詳しくはコラムおよび当ブログの報告(12月14、15日)をご覧ください。