メルマガ東京都エイズ通信の第101号が発行されました。
http://archives.mag2.com/0001002629/
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平成28年1月4日から平成28年1月24日までの感染者報告数(東京都)
※( )は昨年同時期の報告数
HIV感染者 20件 ( 12件)
AIDS患者 8件 ( 4件)
合計 28件 ( 16件)
HIV感染者数、AIDS患者数ともに昨年同時期を上回るペースで報告されています。
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あくまで報告ベースであり、しかも最初の1カ月弱の報告だけなのでなんとも言えませんが、AIDS患者報告は昨年の倍、HIV感染者報告も7割増。ただし、昨年はその前の年よりかなり大きく減っていたので、それがまたもとに戻ってきたような印象です。
東京都の報告をここ数年の傾向で見ると、おおむね横ばい傾向が続き、その中で年によって増減があるという感じでしょうか。
この横ばい状態が今後、減少に向かっていくのか、増加をたどるようになるのか、分かれ道にいるような状況であることは依然、変わっていません。エイズ対策を担う人たちにとっては(NPOも行政も予防財団も)厳しい数年間をくぐり抜け、いまもなお厳しい状態のままだなという感じですね。この競り合い状況をなんとか持ちこたえてきただけでも実は大変な努力です。
これは、そばで見ているだけの私が言うのだから間違いない(と思います)。