メルマガ東京都エイズ通信の第142号(2019年6月)が発行されました。6月18日までの新規HIV感染者・エイズ患者報告数は、昨年同時期とほぼ同じです。
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https://www.mag2.com/m/0001002629.html
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● 平成31年1月1日から令和元年6月18日までの感染者報告数(東京都)
※( )は昨年同時期の報告数
HIV感染者 156件 (157件)
AIDS患者 27件 (26件)
合計 183件 (183件)
HIV感染者数・AIDS患者数とも昨年同時期と同数で報告されている。
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新規HIV感染者報告が昨年より1件少なく、エイズ患者報告が1件多いので、合計するとなんと、昨年同時期と同数になります。先月までは、昨年の報告より今年の方が多かったのですが、やはり横ばい傾向の中での増減だったということでしょうね。
ただし、少々、気になるのは、今年に入ってからの1~5月と比べると、今月は報告数が少なめに見えることです。メルマガの発行時期が早く、集計期間が短かったせいでしょうか。
6月の最初の7日間は全国的に検査普及週間、そして6月の1カ月間は東京都のHIV検査相談月間です。残念ながら、週間や月間にもかかわらず、HIV検査への関心が高まらなかったということなのか、それとも6月後半には検査件数が伸び、結果として他の月よりも多くなるのでしょうか。
参考までに昨年(2018年)6月の東京都エイズ通信を見ると、6月24日までの集計で新規HIV感染者報告は163件、エイズ患者報告は29件でした。メルマガのバックナンバーを見ることができなくなったので、過去の速報との比較にはちょっと苦労します。
短期の数字に一喜一憂することは避けたいと思いますが、検査相談月間なのにどうして今月はこんなに早く集計したのかということも含め気になるところではあります。