ここであせらず 東京都エイズ通信第168号

 メルマガ東京都エイズ通信第168号が発行されました。私のメールに配信されたのは8月31日のしかも午後4時でした。ぎりぎり8月中に間に合ったという感じですね。コロナの緊急事態下で、東京都の感染症担当部門の皆さんの超多忙ぶりが、しのばれます。忘れずに出していただいたことにまずは感謝したい。

 

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令和3年1月1日から令和3年8月22日までの感染者報告数(東京都)

  ※( )は昨年同時期の報告数

HIV感染者      194件     (193件)

AIDS患者        40件      (55件)

合計           234件      (248件)

HIV感染者数は昨年度より増加しているが、AIDS患者は昨年度よりも減少している。

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 感染報告は1カ月前とほぼ同じ傾向です。去年も今年もコロナの影響がHIV検査に影響しているので、HIV感染者の報告数はほとんど同数(1件違い)です。正直に言って、昨年の段階で、ここまでコロナの流行が長引くとは思いませんでした。長期戦の構えということになると、HIV/エイズの経験を生かす場面がこれからも出てきそうです。腹をくくってHIV/エイズ対策とコロナ対策の共通点と相違点を把握し、相乗効果を生かせる道を探すことがますます大切になっています。

 ま、いまはそういうことを言っても、あまり関心は持たれないでしょうが、それでも何かを用意しておきたい。それが何かはまだ、おぼろげにしか分かりません。せっかくの自粛の日々であります。亀の甲より年の功といいますか、高齢者もワクチンを打ったからといってあまりはしゃぐことなく、考える時間を持つことにしましょう。

 

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