コロナウイルス感染症COVID-19について報道されない日はありませんが、最近は世界三大感染症といわれても、え?なんだっけ・・・とついつい忘れてしまいそうになります。これはまずいよね。感染症対策は1点豪華主義的な発想では対応していけません。
共通する課題をうまくつなげていかなければ・・・。
そう思っていたら、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)の国内応援団として活動するグローバルファンド日本委員会(FGFJ)が、グローバルファンドと共同でアニメーションビデオ『世界三大感染症?』を制作しました。
フルカット版(3分24秒)と30秒版の2バージョンがあり、それぞれJCIE YouTubeチャンネルでみることができます(JCIEはグローバルファンド日本委員会の運営主体「日本国際交流センター」の略称です)。
そもそも、世界三大感染症とはエイズ、結核、マラリアのことでありまして、この3つの感染症に焦点をあてたグローバルファンドができたのはどうしてなのかといいますと・・・といったことは、フルバージョン版で分かりやすく、そしてきっちりと説明されています。
はぁ~、仕事きっちり・・・。
相変わらず、おじさんのギャグが滑るのはお見逃しいただくとして、ここは内容をくどくどと説明するより、ビデオを観てもらった方が早いですね。
『グローバルファンドをご紹介いただくときなどの動画資料としてもご活用いただけます』ということです。これは、助かりますね。
『また、グローバルファンドが活動を通して得たノウハウやネットワークが、新型コロナウイルスのような新たな感染症の対策にどのように生かされているのかなどについても少し触れています』
その少し触れている部分で紹介されているのが、『サプライチェーン』『情報システム』『人材』の3つです。改めて日本国内のコロナワクチン供給体制にも思いを巡らせてみましょう。こうした課題は実は、途上国のみが抱えているわけではなかったということが、はしなくも、そしてひしひしと感じられます。
時節柄、リモート会議などで、世界の(そして国内の)感染症対策について話し合う機会も多いのではないかと思います。ちょっと悪知恵をつけるようで恐縮ですが、プレゼンの際には30秒バージョンを紹介し、その後で(実はフルバージョンで仕入れた)背景情報でうんちくを傾けるみたいな使い方もありかもしれません。
かゆいところに手が届くようなグッジョブというべきでしょう。