エイズ流行の終わりは夢ではない。
しかし、それは対策を倍増させて初めて達成できる。
ということで、公益財団法人 日本国際交流センター/グローバルファンド日本委員会と国際エイズ学会(IAS)が共催してシンポジウムが開かれます。
題して『エイズ流行の終息をめざして―2030年までの国際目標達成に向けた科学・コミュニティ・政治の役割を探る―』
日時:4月24日(火)13:30~17:30
場所:聖路加国際大学 日野原ホール(東京都中央区築地3-6-2)
参加費:無料
定員:100人(事前申し込みが必要です)
《2017年末現在、世界で2000万人のHIV陽性者が抗レトロウイルス治療を受けられるようになりました。かつては全く不可能と思われていた治療の普及が進み、感染率や死亡者数も著しく減少しています。しかし、いまだに年間180万人が新しくHIVに感染し、エイズが世界の若者の死因の第二位となっているのが現実です。
日本も決してエイズとの闘いに勝利したといえる状況ではありません。他の先進諸国に比べ感染率は低く、治療によるウイルス抑制の結果は非常に高いものの、診断をうけ感染を自覚しているHIV陽性者の割合、HIV陽性とわかった後に実際に治療を受けている人の割合は、グローバルな戦略目標にまだ達していません。
2030年までにエイズの流行を終わらせるという国際目標を達成するためには、国連持続可能な開発目標にも謳われている ”誰もとり残さない” という理念のもと、感染の高いリスクにさらされている人たちが診断・予防・治療サービスにアクセスし、科学技術の進歩の果実を享受できるようにする必要があります。
本シンポジウムでは、エイズの流行を終息させるという目標に向けて、世界は、そして日本は何をなすべきか、科学・政策・人権など多角的な観点から議論します》
(主催者から)
プログラムや申し込み方法はこちらで。
3月5日にグローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)の事務局長に就任したピーター・サンズ氏や国際エイズ学会(IAS)のオーエン・ライアン事務局長も参加します。見逃せませんね。