現代性教育研究ジャーナルNo.83(2018年2月)が15日からネット配信されています。
6ページに連載コラム『多様な性の行方 One Side/No Side』の第10回目『ポジティブトークは何を伝えたか』が掲載されています。
昨年11月の第31回日本エイズ学会のプログラムの一つである『ポジティブトーク』について紹介しました。前号のエイズ学会報告の続編的内容でもあります。
『疾病の予防や治療への アクセスを阻む要因」を考えれば、日本が抱える問題 もまた、国際的に孤立してなどいないことが分かる』
ポジティブトークは学会最終日の朝のセッションで、6人のHIV陽性者が登壇(正確には1人の方は体調を崩して参加できず、代読になりました)し、自らの経験や考え方などを語りました。当然のことなのかもしれませんが、それぞれの方のお話はみな異なっており、驚きや発見もたくさんありました。
『ふだんはLiving Togetherなどと言っているのに、なんで驚くのか。これこそが「HIV陽性者はそこにはいない人」という私の勝手な思い込みの結果である ことに思い至る』
このコラムも青息吐息で10回目まで到達いたしました。前人未到ではもちろんありませんが、個人的にははや未踏の領域。お読みいただければ幸いです。