日本代表 38 – 19 サモア代表 4Tで勝ち点+1もゲット

 終わってみれば、Wスコアの快勝でしたが、さすがにサモアも強い。後半の中ごろには、ひょっとして逆転されるのではないかとハラハラ、ひやひやしました。なぜか仕事が溜まっているのに、夕方のイングランド代表  – アルゼンチン代表戦からずっとTV観戦を続けたので少々、疲れもしています。

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 でも、よかった。姫野選手が試合の流れを変えるジャッカルでまたまたチームを窮地から救い、後半途中から入った福岡選手がインパクトの強いトライ。そして、あとワンプレーで試合終了の合図となるドラの音が響き渡った後で、松島選手がインゴールに飛び込んで勝ち点1を得る4トライ目をあげました。Player of the matchは先発WTBで後半はFBにも入ったレメキ選手が獲得しました。

 最後まで試合が盛り上がったのは、サモア代表の善戦健闘があったからこそ。今日は意外に反則が少なく、しかも、ペナルティを得るとPKで確実に3点を得て、点差を離されずにくらいついていく。これは格上のチームに対する戦い方の定石です。ひたひたと追い上げてくる足音が聞こえてくるようで、TV観戦の末端ファンも「ん? なんか筋書きが違うな」と焦ったほどです。

 考えてみればこれは、日本がティア2グループからティア1の強豪国に仲間入り・・・とまではいかないけれど、ティア1.5、いや1.4くらいには評価されるようになっているからではないか。

 次週に予定されているプールA最終戦はその真価が試される一戦でもあります。ほんとにそうなのかどうか。予選通過に向けた勝ち点争いの細かい検討はいずれまた、行うとして、試合巧者スコットランド代表に対しても、まずは勝利を目指してほしいと思います。

 日本代表は、サモア戦でロックのトンプソン・ルーク選手を休ませることができました。HO堀江翔太選手も後半だけの出場です。SH田中史朗選手のインパクトプレーヤーぶりも健在でした。次戦はこのあたりのベテラン選手の活躍も期待したいですね。