『変わるまで、続ける』 キービジュアルを発表 東京レインボープライド2023 エイズと社会ウェブ版640

 4月22日(土)と23日(日)に開催が予定されている東京レインボープライド2023について、主催者である 特定非営利活動法人 東京レインボープライドが2月22日、開催概要をまとめたプレスリリースを発表しました。
 公式サイトのNEWSページでダウンロードできます。
 https://tokyorainbowpride.com/news/notice/28108/

 『開催決定!』の主見出しの上下には
 《「変わるまで、続ける」をテーマに“多様な社会の実現”へ》
 《キービジュアルは世界で活躍するアーティスト・Maaya Wakasugi氏が手掛ける》
と、内容を補足する副見出し。実は開催日程やテーマはそれ以前に公表されているので、今回のリリースの注目点はキービジュアルのお披露目でしょう。

   

 レインボーカラーの扇がパッと開かれる躍動感。そして、その下には今年のテーマ《変わるまで、続ける Press on till Japan changes》の文字。

 岸田総理大臣が衆院予算委で、選択的夫婦別姓同性婚制度の導入について問われ、「制度を改正するということになると、すべての国民にとっても家族観や価値観、そして社会が変わってしまう」と答弁したのは2月1日のことでした。東京レインボープライド2023のテーマはそれ以前に公開されているので、当然ながら首相の国会答弁を受けて決まったものではなく、構想や制作の時間を考えると、ビジュアルにも答弁が反映されたわけではないでしょう。
 それでも、測ったようなタイミングになりました。

 今回のキービジュアルは、フランスを拠点に世界で活躍する書道家/アーティストMaaya Wakasugi氏の揮毫です。プレスリリースには『初めて東京のプライドパレードに参加したのは1996年。沿道を緊張と喜びで行進したことを、昨日のことのように覚えています』というWakasugi氏のメッセ-ジも紹介されています。
 『その後27年。G7でLGBTに関する法整備がないのは日本だけ。フランスに住んでいると、世界を見回してみると、この違いに驚きを隠せません。日本のLGBTQ+の現在の状況が好転する事を祈念して、テーマである「変わるまで、続ける」、縁起の良い虹色の扇を揮毫いたしました』