ロゴには大阪府の木であるイチョウがデザインされています。メインカラーはオレンジです。公式サイトの『ロゴに込めた思い』には《「LGBTQへの支援を表すレインボーフラッグの色の中で「癒し(ヒーリング)」の意味があります》と説明されています。
参考までに、レインボーフラッグに使われている6つの色には、それぞれが表す意味があります。
赤は生命
橙は癒し
黄は太陽
緑は自然
青は平穏と平和、
紫は精神
おっと、出だしから脱線気味、話を戻しましょう。
性的マイノリティの人たちが安心して過ごせる居場所であり、情報発信の拠点でもあるプライドセンター大阪が4月1日、オープンしました。場所は商都・大阪の中心部、地下鉄と京阪電車の天満橋駅から徒歩5分。住所で言うと大阪市北区天満2丁目、大阪城も望める眺望抜群のビルの7階です。
東京・新宿には2020年に「プライドハウス東京レガシー」が開設されています。大阪にも、ということで、認定NPO法人虹色ダイバーシティが中心になって準備を進め、開設にこぎつけました。公式サイトはこちらです。
《プライドセンター大阪は、大阪の天満橋にある常設LGBTQセンターです。LGBTQだけでなく、その周囲の人、LGBTQに関して学びたい人など、誰でも利用できます。是非気軽に立ち寄ってください》
オープン前の3月23日(水)夜には、オンラインの内覧会が開かれています。場違いな感想かもしれませんが、大阪の夜景が素晴らしかった。この場所はいいなあ。4月からはプレオープン期間で、6月にグランドオープンが予定されているそうです。プレとはいえ、センターはすでに始動しています。
ミッションは“Remedy for all”
《みんなが自分でいられる場所、必要な時に助けを求められる場所をつくり、それをまち全体に広げます》
(Remedy=救済、治療、解決策)
内覧会で、虹色ダイバーシティの村木真紀理事長は「リアルで場所があると、これだけわくわくするということを伝えたい」と話していました。「誰もが来られる場所」と「自分でいられる場所」をどうやって両立させていくのか。性的マイノリティではない(と思っている)旧世代ジャーナリストとしては、紹介していいものかどうか、土足で踏み込んでしまうことになりはしないか・・・そんな懸念もあったのですが、この点の質問には「知ってもらうことが大事、どんどん報道してください」と逆に励まされてしまいました。どんどんというほどの発信力がないのがむしろ残念。
東京、大阪と複数のモデルができたことで、その経験を参考にして他の街にも拠点となる場所が生まれてくるかもしれません。