プライドハウス東京コンソーシアムも声明を発表 エイズと社会ウェブ版601続き

 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を非難する声明をプライドハウス東京コンソーシアムが27日、発表しました。 

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ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に対する非難と、同エリアのLGBTQ+の人たちへの支援と連帯を表明する声明文/Statement of Condemnation of the Russian Invasion of Ukraine and Support and Solidarity with LGBTQ+ People | プライドハウス東京

 

 声明の中にも書いてありますが、プライドハウス東京コンソーシアムは『LGBTQ+をはじめとした性的マイノリティに関する理解を進める活動、および、性別・性的指向性自認等を問わずすべての人が安心して過ごせる環境づくりに向けた活動』に取り組んでいる団体です。
 声明は組織的な特性を踏まえ、非難と同時にウクライナおよびロシアの性的マイノリティの人たちに対する支援と連帯を表明しています。この点にも注目すべきでしょう。
 『私たちは、ウクライナにおいてもロシアにおいても等しく、LGBTQ+の人たちや子どもたち、社会的障壁によって障害者とされる人たちなど、社会の中で周縁化された人々と連帯し、平和をもたらす活動に対して支援することを表明します』
 ロシアにおいて社会的、政治的に周縁化され、困難な状態に追い込まれている人たちもまた数多くいます。UNAIDSのプレス声明にも感じたことですが、それぞれの人たちが自らの直面する課題を通じ、痛みを共有できるレベルで連帯や支援の表明を行うことはいま、不条理と分断を克服する行動として大切ではないかと思います。