エイズ対策政策研究推進事業の平成27年度手引き書・・・。う~ん、もう名前を聞いただけで、いかにも取っつきにくい行政文書のような印象を受けます。読んでみてもそうでした。対象は限定されています。
それでも、わが国のエイズ対策の中では大切な事業です・・・といいますか、もう少し譲歩し、現実に即したところで言えば、わが国のエイズ対策の中で、きちんと機能することが必要とされている事業ではないでしょうか。公益財団法人エイズ予防財団の公式サイトに来年度エイズ対策政策研究推進事業の手引き書が掲載されています。
http://www.jfap.or.jp/
この事業は厚生労働科学研究(エイズ対策研究)に採択された研究を支援する目的で、以下の5事業についてエイズ予防財団が実施しています。
(1)外国人研究者招へい事業
(2)外国への日本人研究者派遣事業
(3)外国の研究機関等への委託事業
(4)若手研究者育成活用事業(リサーチ・レジデント)
(5)研究成果等普及啓発事業
各事業の概要、申請書などは下記サイトからPDF版がダウンロードできます。
http://www.jfap.or.jp/business/tebiki/tebiki_menu_h27.html
各方面からのお叱りを受けることはある程度覚悟しつつ、あえて分かりやすい紹介を試みるとすれば、エイズ研究の応援団的事業といいますか・・・。対象はかなり限定されていますが、うまく機能できれば波及効果はあるのではないかと思います。
研究班は本来、現場と関係のないところで研究に取り組んでいるわけではなく、一見、関係がないように見える研究であったとしても、その関係性をきちんと、そして分かりやすく伝える機会があれば、見方もまた変わってくるかもしれません。こうした事業を通して、研究に取り組む人たちを支え、その努力が他の人たちにも身近に感じられるようになれば素晴らしい・・・ということで、うまく機能してね。