鎌倉の世界遺産登録をめざす市民の会が7月31日(水)午後2時から総会を開催します。会場は鎌倉風致保存会事務所(鎌倉市扇ガ谷四丁目29番1号)です。
えっ、鎌倉の世界遺産登録って・・・もう諦めたんじゃないの?
少し前まではよく、こう聞かれました。不本意ながら最近はもう、そんな声すら聞かれなくなりそうな印象です。でも、諦めていません。少なくとも市民の会は、めざしています。
もちろん、現下の情勢を鑑みると、いま漕ぎいでなと言えるほど潮がかなっていないことは認めざるを得ませんが、われて砕けて裂けて散っちゃったというわけでも、実はありません。
会場の鎌倉風致保存会事務所は『旧坂井邸』にあります。登録有形文化財の建物です。
『和館の南東隅に接続して建つ木造二階建の建物。敷地の高低差を利用し、洋館の二階に和館の一階を接続する。外壁はモルタル塗リシン吹付とし、二階出窓の上下に見切を入れるなど、和館と対照的に見せる。二階を洋風の応接室として、洋館併設住宅の特徴を伝える』(文化庁の文化遺産オンラインから)
貴重な建造物であるだけでなく、四季折々の花を咲かせるお庭も見事です。一般公開はされていませんが、総会に参加するのなら、傍聴も大歓迎なので、当然、お庭を通ることになります。
会場はそれほど広いわけではありません。したがって、たくさんの人が集まって入りきれなくなったらどうしようという一抹の不安はあります。ただし、これまでの総会を考えれば、残念ながら心配する必要はなさそうです。
どれどれ、と思う方はどうかご参加ください。