こちらは僅差で日本なんだけど エイズと社会ウェブ版335

 昨夜は予想通り午前零時ちょっと前に眠ってしまって、朝起きたのは6時過ぎでした。サッカーW杯の日本-ベルギー戦はすでに終了し、テレビをつけると「惜しかったですねえ。でもよく頑張った」みたいな話をしています。
 そうでしたか。午前3時から試合を観ていたサポーターの皆さんも、残念だったと思います。それでも、頑張って応援したかいがあったと思う気持ちも同時にあったのではないでしょうか。

 

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 こちらは国連合同エイズ計画(UNAIDS)が試合前にFacebookに掲載したデータです。 https://www.facebook.com/UNAIDS/

 日本   85.6%
 ベルギー 84%

 ボール支配率・・・ではありませんね。それぞれの国でHIVに感染している人のうち、HIV検査を受けて自らの感染を知っているHIV陽性者の割合です。
 日本の数字は岩本愛吉先生らの調査に基づく推計値でしょうか。
 UNAIDSが2020年に達成を目指す 90-90-90ターゲットの最初の90(%)に相当する数字です。蛇足ながら残り2つの90も参考までに紹介しておくと

 2番目の90 感染を知っている人のうち抗レトロウイルス治療を開始した人の割合
 3番目の90 2番目の90のうち、治療を続け体内のHIV量が検出限界以下に抑えられて

         いる人の割合

 日本、ベルギーとも90-90-90にはもう一息ですが、かなり健闘しています。こういう機会を逃さず啓発に活用するUNAIDSも立派だと思いますが、せっかくならもう一押し。この際、同点の試合は延長やPK戦まで持ち込まず、最初の90にどれだけ迫っているかで決めるという新ルールを採用してはどうか・・・さすがにそれはないか。