アジサイもまだまだnot over

 雨が上がりましたね。本日は午後1時半から鎌倉の世界遺産登録をめざす市民の会の総会がありました。 

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 その会場である扇ガ谷の鎌倉風致保存会に向かう途中といいますか、敷地周辺のアジサイも雨上がりで鮮やかでした。右手の柵の向こうにはJR横須賀線の線路が走っています。 

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 入り口から庭へ向かう小道。そこを抜けると・・・。

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 一段と鮮やかに咲いていました。色がいいね。風致保存会の建物は国の登録有形文化財となっている旧坂井家住宅です。お住まいになっていた方が亡くなり、日本のナショナルトラスト運動の草分けである風致保存会がご遺族から敷地と建物の寄贈を受けたそうです。

建物は現在、補修を進めているので非公開ですが、来年あたりはこの見事なアジサイとともに見学を希望される方にもご覧いただけるようになるかもしれませんね。

 というわけで世界遺産をめざす市民の会の総会ですが、はっきり言って苦難の日々です。鎌倉の世界遺産登録の再チャレンジは前途多難。鎌倉市民の皆さんの中にも「あんなもの、もういいんじゃね」といった気分が広がっています。鎌倉市の、とりわけ市長さんの意欲にも疑問符が十個ぐらい付いている印象です。

 しかし、終わったわけではありません。どうすれば再チャレンジに向けたモメンタム(勢い)を生み出すことができるのか。熱い議論が交わされています。

私の大きな関心領域であるHIV/エイズ対策では、過去3年間、国内啓発キャンペーンのテーマの中心コンセプトとして AIDS is not over. が使われてきました。正確に言えば、AIDS is not over を基軸にして、毎年、もうワンフレーズがつく構成です。

それにならえば、鎌倉の世界遺産もまた、not overですね。まだ終わっていない。これからですということを強調したい。なんだか、よく似ためぐりあわせといいますか・・・。

I am not overということかな(いやoverでしょう)。いよいよ明日退職。お後がよろしいようで・・・。