研修期間満了のごあいさつ

 6月末をもちまして産経新聞社を退職しました。在職中は公私にわたり温かいご指導と格別なご厚情を賜り、まことにありがとうございました。

 一部の方には、メールでもご挨拶を差し上げたのですが、「研修期間満了のごあいさつ」といういかにも怪しげなタイトルが裏目に出て、即ゴミ箱に直行してしまったケースもあるようです。したがって、改めまして・・・。

 長い間、ありがとうございました。44年におよぶ記者研修を終え、7月からはフリーランスのジャーナリストとして新たな生活がスタートします。無職とほぼ同義語かと覚悟はしていたのですが、案に相違し、初日にして早くも原稿を送稿いたしました。前途には依然、不安ばかりですが、いただいたお仕事は一つ一つ大切にしていきたいと決意を新たにしています。英語→日本語の翻訳を含め、挨拶文以外なら一応、もの書きとして原稿のご依頼をお引き受けできるのではないかと秘かに自負もしております。どうか皆様、ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

 話が唐突に変わりますが、わたくしの座右の銘は「面従腹背」・・・ではなくて、「私の心を叩くな」でもなく、「貧乏暇なし」であります。「貧乏」にも、「暇なし」にも、経験は豊富なのではないかと、これもひそかに自負しているところであります。

 鎌倉は本日、海開きとなりました。アジサイの季節から海水浴シーズンへと町の表情は変わっていきますが、江ノ電は相変わらずの混雑ですね。足腰を鍛えるためにできるだけ市内は徒歩で移動します。貧乏暇なしなのに、なぜか所在なげに町をうろついている(つまり、言葉が軽く座右の銘もすぐに変わる)おじさんの姿を見かけましたら、どうぞ声をおかけください。