ピーター・ピオット博士の回想録『NO TIME TO LOSE』をお読みになり、同時代の日本の状況はどうだったのか知りたいと思う奇特な方がいらしたら、ぜひ、こちらも。
『ピープル・ウィズ・エイズ エイズの時代を生きる―「ルポ」これまでのアメリカ、これからの日本』(1992年、太郎次郎社)
主に1987年から1992年まで
主に1993年から2001年まで
『エイズを知る』(2001年、角川oneテーマ21)
主に1987年から2001年まで
『世界はエイズとどう闘ってきたのか―危機の20年を歩く』(2003年、ポット出版)
主に2001年から2003年まで
『エイズ終わりなき夏―第7回アジア太平洋地域エイズ国際会議に向けて』(2005年、連合出版)
主に2003年から2005年まで
主に2006年から2012年まで
一人で書いた本もあり、共著もありとスタイルも様々ですが、出版社の皆さんのご好意に甘え、私がエイズ取材を始めてから四半世紀の間に見聞きし、体験もしたことを曲がりなりにも本にまとめ、記録に残しておきました。一介の新聞記者が見た日本エイズ対策史はもちろん、正史のようなものではまったくなく、エピソード集のようなものに過ぎないのかもしれませんが、通して読んでいただくと、ひとつの流れがつかんでいただけるのではないでしょうか。書いた本人がもう、あれも忘れ、これも忘れという状態なので、いまとなっては個人的にも貴重な財産なのではないかと思っています。
2006年以降はまだまだ手薄なので、もう、しょうがないな、売れなくてもいいから本にしてみようとおっしゃっていただく編集者の方がいらしたら、ぜひご連絡ください。喜んでご相談させていただきたいと思いますが、いないでしょうねえ、なかなか。