追加です(6月2日)。こちらは江の島・藤沢のポータルサイトえのぽ から。
《「ここまで広域的な中止は過去にない」(県生活衛生課)という異例の夏》になります。
《夏の海を無秩序状態にしないための安全対策が急務》ということですが、神奈川県のガイドライン策定時にそこまでの想定はしていなかったのでしょうか。
新型コロナウイルス感染症COVID-19の影響で、今年の夏は湘南の海水浴場はすべてお休みということになりそうです。こちらは6月1日午前のTBSニュース。
残念だけど、致し方ないかな。鎌倉市の松尾市長のFacebookにも
【今年の夏、鎌倉市は海水浴場を開設しません】
というお知らせが掲載されていました。
《新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、海水浴場における感染拡大のリスクについて検討を行い、また先日神奈川県から示された『海水浴場等における新型コロナウイルス感染症の感性防止対策ガイドライン』も参考にして、対策の熟慮を重ねてきましたが、感染拡大のリスクを徹底的に抑えることは厳しいと判断し、今年は海水浴場を開設しないことを決定しました》
海の家もなくなっちゃうので『来訪を控えて』と呼びかけています。しつこいようだけど今年は致し方ないかなあと思う。
でも、真夏になれば『控えて』と言われても来てしまう人はきっといる。その時に、海水浴場(を管理する鎌倉市や海の家の組合の皆さん、そしてライフガードの皆さん)が担ってきた砂浜の安全を保つ機能はないとなると、どうなるのか。ことはウイルス対策ではおさまらなくなっちゃうぞ・・・ということで、地元住民としては大いに不安な夏を迎えることになりそうです。松尾市長もそのあたりは先刻ご承知のようですね。
《しかしながら、海岸が無法地帯となってしまうことを避けるため、禁酒、バーベキューの禁止、音響機器の使用の禁止など、例年の海水浴場のルールを、今年も出来る限り同じ様に適用できるように条例化し、警備員を配置する予定です》
ちょっと窮屈になるかもしれないけれど、この辺りのこともきちんとお願いしたい。
《また海の中でのトラブル(マリンスポーツと人とのトラブル、離岸流で流される危険、通常であれば遊泳禁止になるような日に、分からずに海に入ってしまう危険など)を回避できるよう、鋭意、関係者と安全対策について協議を行って参ります》
鎌倉最大の、というか日本有数の海水浴場である『由比ガ浜海水浴場関係者一同』のお知らせ『来夏へ向けて』も紹介しておきましょう。世界で一番歴史のある国際環境認証「ブルーフラッグ」を獲得している海水浴場でもあります。
《真摯にそして地道に活動を続けて来た私たちが、経済活動を完全に停止するとの決断は非常に厳しい事でした。しかしながら、新型コロナウイルスへの不安が残る現状を鑑み、全国から多数のお客様にお越しいただき営業する事は不可能であると判断いたしました。
由比ガ浜ファンの皆様、どうか今夏だけは我慢いただき由比ガ浜を密にしないでください。来夏には必ず「誰もが安心して楽しめるビーチリゾート」を再起動させ、あまねく世界中からのお客様に楽しい夏をお届けいたします》
地元住民の一人としては、なんだかんだと愚痴をこぼしながらも、夏の海水浴場は心浮き立つ空間でした。でも、ああ言えば、こう言うみたいな感じで恐縮ですが、今年は皆さん、がまんしてください。新田義貞が剣を投じても、ウイルスがたちまち、ささっと引いていくというわけにはいかないだろうし・・・。おそらく秋から冬にかけて予想される第二波、第三波の流行を低く抑えるためにも夏の間に感染が広がりにくいライフスタイルを定着させておくことが重要なのではないか。個人的にはひそかにそう思っています。
写真は5月の材木座海岸。今年は真夏もこんな調子だとありがたいのだけど、先週の土曜日辺りの様子を見ても、ここまではもう無理かなあ。