鎌倉文学館はかつて旧前田侯爵家の別邸だった洋館です。期間限定で夜もライトアップ公開中と聞き、夕暮れのお散歩に繰り出しました。
エントランスの長い坂道。写真の腕を差し引いてもなお幻想的ですね。三島由紀夫の小説『春の雪』の舞台になったことでも知られるお屋敷は、佐藤栄作首相が別荘として借りていたこともありました。
このライトアップは長谷の灯りという地元のイベントです。夏の終わりのいい思い出になりますね。鎌倉文学館をはじめ、長谷寺や鎌倉大仏で知られる高徳院など長谷、極楽寺地区の8名所がライトアップされています。詳しくは公式サイトをご覧ください。
せっかくなので、文学館のお隣の甘縄神明宮にもお邪魔しました。鎌倉で最も古い神社です。
普段は訪れる人も少ないのですが、石段がとにかく見事。上からの構図も一枚。
さすがに暗くて海までは映りませんか。ん? はるか西の空から雷鳴が・・・と思ったら、打ち上げ花火の音ですね。今日は江の島の花火大会の日でもありました。
夏ももう終わりだなと束の間の感傷にふけりたいところですが、明日からはなんと、猛暑になるそうです。いい加減にしてよ。