猛暑一服 嵐の前の 花めぐり

 一気に涼しくなりました。鎌倉の最高気温は今日(7日)が29度で、明日の予想は28度だそうです。こうなると寒さに弱い高齢者としては、もうちょっと暑さが続いてほしいなどと贅沢なことを言い始めます。ま、昼間の散策が可能になったのはありがたい。思えば(思わなくても)立秋。嵐の前の涼しさを奇貨として、夏の花でも見に行こう。

 

f:id:miyatak:20180807203324j:plain

 小町大路にある日蓮宗の妙隆寺です。鎌倉七福神の寿老人が祀られているお寺としても知られています。サルスベリとフヨウが見事ですね。

 小町大路は、観光客でにぎわう小町通りではなく、若宮大路を間に挟んで並行して走っています。人よりも車の通行の方が多い道路ですが、近くには日蓮上人の辻説法跡などもあり沿道は落ち着いた雰囲気。

 

 

f:id:miyatak:20180807203427j:plain

 フヨウの白い花とサルスベリとの色の対比も鮮やかでした。つぼみがたくさんあるので、フヨウの見ごろはたぶんこれから。

 

f:id:miyatak:20180807203509j:plain

 境内の案内板。けっこう恐ろしいことが書いてあります。

 『陰惨な拷問でも屈しない日親の頭に灼熱の鍋をかぶせ舌端を切らせ日親の言葉を奪ってしまいました』

 その案内板の前にもそっと百合の花。不老長寿の寿老人像は欅の一本造りということです。

 

f:id:miyatak:20180807203612j:plain

小町大路を南に下って同じく日蓮宗本覚寺。境内には鎌倉七福神の恵比須様を祀る夷堂もあります。こちらのサルスベリも有名ですね。

 

f:id:miyatak:20180807203851j:plain

鉢植えのハスも大きな花を咲かせていました。ネットで検索したら、フヨウを木芙蓉、ハスを水芙蓉と呼ぶこともあるそうです。だんだん風が強くなってきました。そろそろ帰ろう。