ああ堂々のノミネート エイズと社会ウェブ版213 

 南定四郎さんから『ノー・タイム・トゥ・ルーズ』を第2回日本翻訳大賞の候補作として推薦していただきました。公式サイトの推薦作品リストにも紹介されています。

https://besttranslationaward.wordpress.com/

 

 一応、どなたでも推薦できるという決まりになっているそうですが、推薦は推薦、候補は候補です。しかも、1980年代からエイズアクティビストとして日本のエイズ対策を牽引してこられた南さんから推薦していただいたことは、翻訳チームの一員として感激のあまり、もう何と言うか、言葉もありません。

 

 この際ですから、日本翻訳大賞についても勝手に紹介しておきましょう。公式サイトからの受け売りです。

 

『12月1日~翌年の12月末までの13ヶ月間に発表された翻訳作品中、最も賞讃したいものに贈る賞。一般読者の支援を受けて運営し、選考にも読者の参加を仰ぐ』

 

 では、一般読者はどういうかたちで支援するのかというと、一次選考に推薦ができます。

 

・1次選考

『ウェブ上で一般読者の推薦を仰ぐ。推薦希望者は、専用フォームを使って投票する。1人1冊のみ推薦可能。これにより、上位10冊を選出。加えて、選考委員それぞれが無記名で1冊ずつ推薦本をあげて5冊を選出。合計15冊を2次選考へ』

 

推薦期間は『2016年1月5日(火)から2月5日(金)23:59まで』となっています。つまり、現在は一次選考の応募期間中ですね。推薦の件数が多いと一次通過になるのか、それとも数の論理以外にも他の基準があるのか、そのあたりは私もインターネットで昨日、賞の存在を知ったばかりなのでよく分かりませんが、なんか面白そうだし、本のPRにもなりそうだしということで、勝手にあちこちに紹介中です。本をお読みになった方で、推薦してもいいよという方がいらしたら、ひとつご検討ください。

 

 参考までに出版元の慶應義塾大学出版会の『NO TIME TO LOSE エボラとエイズと国際政治』の特設サイトはこちらです。 

www.keio-up.co.jp

 なんか選挙の事前運動みたいな感じになっていますが、公式サイトを見た範囲では、公選法違反のような禁止規定も出ていないし、まあ、いいか。実は賞の主催者がどなたなのかも存じ上げないので、そういう事前運動まがいはイエローカードですよといった事情がおありでしたら、そのときはご連絡ください。イエローカードをいただきました程度のことは当ブログ上に改めてご報告できると思います。