国連難民高等弁務官時代には日本記者クラブで7回、記者会見

 国連のアントニオ・グテレス次期事務総長に関する追加情報です。
 グテレス氏は国連難民高等弁務官時代にたびたび来日し、日本記者クラブでも7回、記者会見を行っています。

 最後の会見は2015年11月26日でした。司会の共同通信、杉田弘毅さん(日本記者クラブ企画委員)は会見リポートに『退任直前、難民増に表情硬く』と題して次のように書いています。
 《12月末に10年の任期を終え退任するグテレス国連難民高等弁務官は「10年前に比べて世界は明らかに悪くなり、難民の状況もはるかに厳しくなった」と肩を落とした。
 この10年間ベストを尽くしたつもりだが、「誇れる遺産など何も思いつかない」と言う》

 厳しいですね。しかも世界は一年たって良くなったかというと、必ずしも胸を張って良くなったといえる状態ではありません。そのさらに厳しい現実に今度は国連事務総長としてもう一度、挑みます。
 日本記者クラブの公式サイトでは、トップページに『グテレス氏の会見記録を公開しています』というお知らせを掲載し、会見動画、写真および参加した記者による会見リポートをご覧いただけるようにしてあります(一部動画がないものもあります)。 

http:// http://www.jnpc.or.jp/

 最後の沈痛な会見も含まれています。ご関心がおありの方はご覧下さい。