4325 がんばりましょうの15カ国とは エイズと社会ウエブ版148

 

 国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトに掲載されていた7月23日付Feature Story(特集記事)「Countries stepping up」の日本語仮訳をHATプロジェクトのブログにアップしました。

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「取り組みを強化する国々 鍵を握る15カ国とは」
 
http://asajp.at.webry.info/201407/article_17.html

 (解説)メルボルン会議の開会式で国連合同エイズ計画(UNAIDS)のミシェル・シデベ事務局長はエイズ対策のさまざまなギャップを解消するための「キャッチアップ」戦略を提唱しました。2013年の年間新規HIV感染件数の75%を占める15カ国に焦点を当て、誰一人として置き去りにしないための対策に力を入れるということです。その対策の鍵を握る15カ国がUNAIDS公式サイトのFeature Storyに列挙されています。

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 日本語仮訳を読んでいただければ分かるのですが、その程度の労も厭う人が昨今は多いかもしれないので、ここで改めてその15カ国を再掲しておきましょう(ここまでしないと読んでもらえないのですは、エイズ対策への社会的無関心もヘチマもないね・・・と愚痴の一つも出てきますが、ま、いいか)。英文表記のABC順に並んでいます。国連外交的な配慮でしょうね。

 ブラジル
 カメルーン
 中国
 インド
 インドネシア
 ケニア
 モザンビーク
 ナイジェリア
 ロシア
 南アフリカ
 ウガンダ
 タンザニア
 米国
 ザンビア
 ジンバブエ

 アフリカの国が多いのは現在の流行状況からみて当然ではないかと思いますが、それ以外の国を見ると、ちょっと驚きます。感動すらします。

 BRICSの5カ国と米国、それにインドネシア。UNAIDSのプレスリリースを読むと、がんばっている国みたいな印象を受けますが、世界の超大国アメリカ+地域大国で占められています。エイズの流行を経験して30年、エイズ対策ではだめだった米国+BRICS諸国の国際政治における発言ががんがん増している現状を見ると、何なんだろう、この世界は?と大いなる不安を抱いてしまいそうです。